ジオ「なあ、知っているか?お前の財布には穴が開いているようなものなんだぜ?」
こたか。「な、何だよ、怖い冗談はやめてクレメンス!」
ジオ「いいや、冗談なんかじゃあないぜ。お前、リボ払いをしているんだってな?」
こたか。「ああ、そうだけど?」
ジオ「確か借り入れ残高は60万で、利率は12.9%だったな。お前、手数料…、いやそんな耳触りのいい言い方はやめよう。利息は1日いくら発生しているか判っているか?」
こたか。「えー?そんなの計算したこともないけど?」
ジオ「ならばいま計算しろ!60万✕12.9%÷365だ。さあ、いくらになる?」
こたか。「えーと、計算アプリを起動して、と、ざっと212円ってとこかな?」
ジオ「そう、それだけの金額が1日の利息として発生している訳だ。1ヶ月だと6362円だな。これだけの金額がお前の財布の穴からこぼれ落ちていっている訳だ。例えば、毎月6万円ずつ返済しようと思っても、『あと利息も払ってください、利息込みで66,362円です』と言われる訳だな」
こたか。「うげ、やだなあ、それ。利息込みで6万円にしてもらえればいいのに」
ジオ「それだと借り入れ残高が利息の分だけ減らずに積み重なって行く訳だが、いいのか?借り入れ残高がなかなか減らなくなるぞ?つまり財布に穴が開いてる期間が更に長くなるって事だ」
こたか。「うわ、もっと嫌だわ。一刻も早く財布の穴を塞がなくちゃ!」
ジオ「そうだ。そう考えるべきなんだ。そう考えたら、リボ払いの片手間にチマチマ貯金とか投資とかしている場合だと思うか?」
こたか。「思えないね。そんなセコい貯金の利息や投資益の何倍ものお金が財布から垂れ流しになっているんだから、穴を塞ぐ方が先決だわ。こうしてはいられない!手持ちの余裕資金で少しでも返済してくるわ!」
ジオ「おう、逝ってこい!」
数分後…。
こたか。「一部返済してきたけどさ。借りてからたった6日しかたってないってのに、利息が既に1272円発生してた。つまり、一日に212円ってのはマジだって事だわ。ちょっと震えたわ」
ジオ「だろう?これに懲りたら一刻でも早く返すことに全力を注ぐんだな!」
こたか。「ああ、改めてそう思ったよ!」