靖国神社と千鳥ヶ淵に公式参拝して来ました。おれの本名は公隆なので、これが本当の公式参拝…
我が子の成長を見守りたかった。愛する人や家族ともっと長い時間を共にしたかった。そんな私人としての当たり前の想いを押し殺し、「公」の為に命を捧げた英霊たちの眠る場所。だというのは知ってたけど、坂本龍馬などの明治の元勲たちも祀られているのだそうだ。その認識はなかった。
スケジュールの都合上終戦記念日の参拝が叶わず一日遅れの今日になってしまいましたが、過度の混雑もなくかえってよかったかもでした。ただ、今回こそは千鳥ヶ淵にも絶対行くんだと決めていたし、更にその後には秋葉原にも寄るつもりでもあったので、極めて暑い時間帯の参拝になってしまいました。
二拝二拍手一拝を行い、英霊たちに哀悼と感謝の意を伝えるとともに、あなたたちが命懸けで守ったこの国をおれも事あらば命を賭して守ることを誓いました。おれとしては、「過ちは二度と繰り返しません」って言うのは何か違う気がしたので、特に誓いもしませんでしたが。
そして参拝記念のキーホルダーを買い、すぐに千鳥ヶ淵へあるきだしました。
考えてみると、靖国神社にも千鳥ヶ淵にも程近い所にある学校に通ってたのに、千鳥ヶ淵にはそれまで一度も行ったことがなかったよ。正式名称は千鳥ヶ淵戦没者墓苑。第二次世界大戦の折に日本国外で死亡した日本軍人・一般人のうち、身元が不明の遺骨や引き取り手のない遺骨を安置するため、1959年につくられたのだそうだ。
ここは靖国神社とは違って宗教色はなく、身元不明などの遺体をまとめて安置している墓苑って感じでした。訪れる人もまばらで、密に植えられた木々の中、聞こえるのはただ蝉時雨のみでした。昭和20年の終戦の日にも、こんな風に蝉時雨が響いていたのかなとふと思いました。
石碑を見ると、非常に広範囲に渡り戦線が拡大して多くの戦死者が各地で出たことがわかりました。故郷を遠く離れて、異境の地で命を散らすことになった無念はいかばかりであっただろうか。そう思うと胸が詰まりました。ただただ安らかにと、そう願うしかありませんでした。
献花台には総理や自民党、様々な県人会などのものがありましたが、それらに混じって民主党のものも。お茶濁しな気がしてちっとも民主党には誠意が感じられませんでした。おれも献花をし、墓前に祈りました。
先の大戦についてはおれにも思うところが多々ありますが、今回はただ哀悼の念と共に筆を置く事として、また後日に語りたいと思います。
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