超遅ればせながら、

GANTZ 36 (ヤングジャンプコミックス)/奥 浩哉
¥650
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を読み始めましたよ。


ホームレスを助けようとして地下鉄にはねられ死んだはずの主人公玄野計(くろのけい)は気付くとマンションの一室に転送されていて、そこに置かれた奇妙な黒い球体から宇宙人と戦うことを宿命づけられる。宇宙人は当初は珍妙な姿(それでもそれなりには手強い)のものばかりだったが、徐々に勝ち目があるとは思えない程恐ろしい相手ばかりになっていき、最終的には超ド級の侵略者が地球人類の前に現れて・・・。

ってなお話。

宇宙人とのバトルはいつもド迫力です。特におこりんぼう星人以降はまるで勝つビジョンが見えないくらいの恐ろしさ。それを覆すのは最後のひと刹那まで諦めない心と勇気、ですかね。敵を殲滅した瞬間までに辛うじて命があれば、ミッション後には全快状態に戻してもらえるとは言え、どこぞの魔法少女みたいに痛みを感じない訳では無いし、毎回毎回嫌って程手足が吹き飛ぶし、半端なメンタルで生き残れるバトルでは全く無いです。

絵的な意味での見所は、巨乳ですね。いやもう何て言うか、これ以上大きく描くと美しくなくなるって瀬戸際をギリギリで見切って描いてる感じで、実に絶妙で惚れ惚れします。

美男美女が多いところもいいですね。レイカさんなんかは造型がキレイすぎて恐いくらいです。加藤もかっこいいし、・・・どうしておれはあんな風なキャラデザにしてもらえなかったんだろうorz・・・

物語はそろそろクライマックスに近いそうです。最終章の序盤では圧倒的な戦力差に読んでるだけで苦しかったですが、何とか人類が勝ちそうな流れになってきたみたいで良かったけど、でも一体どう終わるつもりなのだろうか。

地球に密かにやって来て目立たない様に忍び暮らしてる宇宙人を狩り殺すのはそもそも正義なのか?彼らにとっても同胞はかけがえのない存在で、殺されれば泣き悲しむ心を持っている点では地球人類と同じなのに、どうして戦う以外の選択肢が無いんだろうね。その辺に関してちゃんと答えが出るといいんだけど。


既刊36巻ととんでもない冊数になってきたからこれから入るのは大変かもですが、最初の数巻を読めばきっと引き込まれること請け合いですので、臆せず飛び込んで来て欲しいと思ったおれなのでしたよ。