ブログネタ:未来の自分、過去の自分、1時間だけ会って話をするならどっちと話す?
参加中私は未来の自分 派!
やっぱり未来の自分でしょう!
是非とも成功の秘訣を聞いて、それを実践したいと思うので。
万が一ダメ人間に成り果てていたら、敗因を聞いて、同じ轍を踏まないようにしたいと思うし。
過去の自分と会ったら、きっと過去の自分をがっかりさせてしまうと思う。まだ過去の自分に誇らしく思ってもらえる自分にはなり得ていないと思うからね~。
それに、過去の自分がしっかりしていなかったから、今の自分はこんななんだというような責任転嫁をしてしまいかねないから。
そう言えば、藤子・F・不二雄先生の短編まんが『あのバカは荒野をめざす』って話がまさにそんな感じでした。
あるところにホームレスに成り果ててしまった老人がいた。
彼の心残りは、若い頃に出逢った未来の自分の忠告を聞かず、資産家だった実家を飛び出し、駆け落ち結婚をしてしまったこと。
結婚生活は長続きせず、実家にも戻れず、その後は果てしなく長く惨めな辛い日々が続いた。
そして老人は確信している。
まさに昔出逢った未来の自分そのものになってしまった自分は間もなく、どんな理屈でなのかは判らないが、時をさかのぼって過去の自分に会いに行くことになると。
そして、それは起こった。気付くと老人は数十年前の過去にタイムスリップしていた。
程なく過去の自分を見つけ、諭そうとするがまるで聞く耳を持ってもらえない。
それならば彼女の方を説得しようとするが、説得が成功しかけたまさにそのとき、過去の自分がそこに踏み込んでくる。もちろんご立腹だ。
未来「君の為なんだぞ。何の生き甲斐もない空しい日々が続くんだ。それでいいのか?」
過去「生き甲斐がないだと?だったら何故死にもせずにただ生きている?僕は許せない。そんな風に醜く年齢だけ重ねて、過去の自分を責めることしか出来ないろくでなしに成り果てたあんたのことを!」
ふと気がつくと、未来に戻ってきていた。散々殴られたらしく、ボロぞうきんのようだ。
でも不思議と気分が良かった。
昔の自分は、あんな風に熱かったんだな。
そんなに捨てたものでもなかった。
そうだった。変わってしまったのは、自分の方だったんだ。
それに、まだ遅くもないよな。
これからでも、自分はもう一花咲かせてやる。
老人は歩き始めた。
未来へ。
なんて話を思い出すと、考えも少し変わってきますね。
過去、確かに輝いていて、熱かった自分。
それをそのまま守り続けて、未来の自分に手渡すこと。
それが今現在の僕のなすべき事だ。
そんな風に思えてきます。
さて、僕も歩き始めようか!
