宅配便は15時50分に来た。確かに14~16時の指定の範囲内だけどさ、もうちょっと早く来てくれてもいいのに。
ただ待っていては気が狂いそうだったのでフテ寝してましたよ、僕は。
とにかく宅配便は届いた。これで本屋に行ける!
そう信じて疑わなかったのだが、届いた荷物をまずは部屋に置いてから出掛けようとした僕に「おい!」と声をかけたものがあった。
それはエイリアン
ではなく、一応僕の父親だ。実質大差はないけれど。
それは開口一番こう言った。
父「紙おむつがもう無いんだ!あと1枚しか」
こたか。「はあ?それってあと1枚になってから言うことか?」
つまり、時間の猶予は全くない。すぐにでもおむつを用意しなきゃならないと。
ウチでは紙おむつは福祉用具会社に宅配してもらっている。市の助成もあってとても安く提供してもらっている。
早速その会社に電話をかけた。窮状を訴えるとそれならば今日届けてくれるという。ただし、2時間以内に。
2時間!最悪あと2時間待てと?それが済むまで本屋に行けないと?
無理だ。待てる訳がない。気が狂う。脳がやられる!
決断した。
その会社までは車で1500秒もかからない。待つくらいなら、往復3000秒だけで片をつけてやる!
こたか。「すいません。やっぱり取りに行きます!」
某社「いいですけど・・・」
が、車で家まで戻って、また駅まで歩いて、そこから神保町へ?どんだけ時間かかるんだか?
むしろ、車で川崎まで行って、有隣堂に駆け込んだ方が早くないか?駐車料金かかるだろうけど、それが何?
ただ、駐車料金かけて川崎まで行って、まだ入荷してませんじゃ空しすぎる。事前に電話をかけた。
「在庫あります?」
「・・・ええ、百冊ほど」
「じゃあ全部下さい」などという訳はなく、とにかく車を走らせた。
迷惑駐車すれすれの駐め方で、某社に立ち寄って速攻でおむつを回収し、川崎へ向かう。
幸い、駅に隣接したショッピングモールの駐車場は30分は駐車料金無料と言うことだった。
30分なら余裕!と思ったが、そのショッピングモールは実に広い。小走りで走り抜けようとしても、5分はかかってしまった。おまけに駅ビルの有隣堂は6階。エレベーターは来るのが遅いのでエスカレーターに乗るしかない。ここで更に5分経過。
そうしてたどり着いた有隣堂は少し前に模様替えをしてしまい、慣れ親しんだ位置にノベルズがない。やっと見つけてさあレジへと思ったら、レジも移動している。しかも結構並んでいる。ここでも5分はかかった。
それでもあと10分で駐車場に戻れば余裕。と思い、本を読んだりしながら歩く。
が、車が見つからない。急ぐ余り場所を覚えておかなかったのだ。
駐めた場所はショッピングモールの4階に接続しているはず・・・と思ったが、駐車場とは段差があるため駐車場の2~4階に接続していて、どの階層だったかすらはっきりしない。4階から2階までおりてやっと2階で発見。
携帯で時間を確認する間もないくらいギリギリで、精算機に料金0円と表示された瞬間、脱力したよ。
そんなこんなでやっと読むことが出来たのだった。
読む前にこんなにいろいろ起きてどうするんだ~!うが~!!