苦しさを引き受けて

再度、福島正伸さん関連のネタです。
福島正伸さんの『仕事が夢と感動であふれる5つの物語』（きこ書房）のあとがきより、「強­い子」のエピソードをムービーにしたものだと言うことです。




僕だったら、重い病気なんて、そんなの嫌だな、耐えられないな、と考えて別のものを欲しがってしまった気がします。僕は、弱いね。

でも、僕にも引き受けているものがあるよね、きっと。

僕はまっすぐなレールに乗れなかった。
仕事を転々としていて、いい年なのに結婚も出来なくて、
どうして自分ばかりこんな目にと何度も思ったものだったけど、
たぶん、この動画の子供と同じように、
生まれる前に自ら望んでこう言う運命を引き受けたんだと思います。

他の人じゃ、多分重すぎて耐えられないかもしれない。
途中で潰れてしまうかもしれない。
それだったら自分が引き受けようじゃないかと思ったんじゃないだろうか。

こんな運命を背負いながらも、それでも諦めずに最後には幸せをつかみ取った人間がいたんだと、
後から生まれてくる人に見せてあげる為に。

何考えてたんだ、生まれる前の自分！
こんなの僕にだって耐えられないよ！
と悲鳴を上げたくなることもあるけどね。