パキポディウムの花の受粉 | コタブロ日記   多肉植物・ヤシ・蘇鉄・猫好き集まれ~!! 

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先日に続いて、またまたパキポディウム・バロニーに新しい花が咲いてきました。
このまま眺めていたいところですが、それでは少々もったいないので受粉してみることにしました。

私が行うこのパキポの受粉方法は、私が勝手にやっている方法なのであまり参考にはならないかもしれませんが、こんな方法で受粉している奴もいるんだな~程度にご覧になってください。

 まずは花びらを摘まんで、花をまっぷたつに裂きます。
真ん中に見える三角錐状のものが雄しべ。

花粉はこの裏側に張り付いていますので、通常のように筆先などでの受粉はしづらいです。




 なので、爪楊枝を使って雄しべを押し広げ、内側についている花粉をこそぎ取ります。





 今回はグラキリスと交配してみます。
以前にもグラキリスと交配したことがあるのですが、撒いて出てきたのは、そのまんまバロニーそのものでした。

もしかしたら自家受粉してしまったのか、はたまたグラキリスの花粉から必要な遺伝情報だけとって純血?結実したのか・・・・?(植物の場合こういうことがありえると聞いたことがあります。)ほんとのところはわかりませんが、なんにしてもバロニー1株だけでも実生は出来るようです。



真ん中に見える棒状のものが雌しべ。


 両者からこそぎ取った花粉を、それぞれの花の雌しべに乗っければ受粉完了です。
花粉は結構湿り気があるので、本当に花粉のかたまりを雌しべの上に載せるといった感じです。
 
 
 

 
こんないい加減な方法ですが、とりあえず今回もひとつは受粉に成功したみたいです。

まぁ、こんなまわりくどい方法をしなくても、自然たっぷりで栽培している方の栽培場では、虫が勝手に受粉してくれるみたいです。