「心を鍛える」(藤田晋・堀江貴文)
このお二人の著書や関連書籍はたくさん読んでいるので、9割方はどこかで読んだ内容だが、このお二人の話は何回も読みたいので、読んでみた。
生い立ちから、数々の成功と挫折、そして今。
やはり読んで面白かったし、再認識するところ、再共感するところもあり、やる気が湧いてくる読後感でした。
以下、備忘
「やっちゃえばできるんだ」「やったもん勝ちなんだ」(藤田)
中3のとき、学園祭のバンド演奏で大歓声を浴びた、生徒会長になった、という経験から。
「これが『働く』という意味なのか」(堀江)
中2のとき、システム移植の仕事(バイト)を任せてくれた、その仕事の成果が喜ばれた(人の役に立った)、という経験から。「好きなことで報酬を得る」という初体験は早いほうがいい。
仕事で脱落する人は(1)忍耐力のない人(2)目標設定の低い人(3)固定観念が強くて変化できない人。(藤田)
「お金がない」という状況よりも、「やりたくないこと」に時間を割かれるほうが、はるかにストレス(堀江)
他人に期待しすぎることをやめた。いくらエキサイティングな仕事でも、対価をいくら払おうと、他人に裏切られることはある。そう割り切ることにしている。・・・期待していないからこそ、人から労われたときの喜びも大きい。(堀江)
「できます」と言うことで自分を追い込み、プレッシャーをかける。(藤田)
クレイフィッシュを解任された松島社長の残念会を開き、堀江さんはこう言ってねぎらった「これで自由になれるじゃないか」。まるで映画の1場面のようでした。堀江さんは女性はもちろん男性も惚れる男です。(藤田)
理不尽なことが起こった場合、「キレたらゲームオーバー」(藤田)
「藤田君は、もっと中長期の経営を目指してるんだろう? それなら、自分の信念を貫けよ」(三木谷)
(ライブドア事件での逮捕で)人生で、このときほど事態が急展開したことはない。「あれもやりたかった、これもやりたかった・・・・・」と、やらなかった後悔ばかりが頭の中を駆け巡った。・・・こんな体験が今でも僕を行動に駆り立ててくれている。(堀江)
収益は一切見ないことにした。目標は絞り込むことが大切。「売上」も「ユーザーの利便性」も“二兎”を追っていては、どちらも逃していたと思えてなりません。(藤田)
「5年後くらいに『ABEMAの将棋チャンネルを見て棋士になった』という人が出てくるかもしれない」(羽生)。
ABEMAのようなメディアを運営していてうれしいのは、「明るい未来に寄与できるかもしれない」ということです。未来を担う次世代の人たちの役に立てるーーーそれほど幸せなことはありません。
人が最も心を強くできるときとは、「誰かのため」という利他的な目的があるときではないでしょうか。・・・お役に立ちたい(立てるかもしれない)ときは、最高に頑張れる気がするのです。(藤田)
老後のためにせっせと貯金に励むのではなく、今の人間関係を豊かにするために、時間や労力をもっと割いたほうがいいのではないか。(堀江)
僕は他人への投資を意識しながら生きてきた。(堀江)
心を強くしたいなら、まず誰かを応援するのもアリ。・・・それは回り回って、必ず自分の元に戻ってくる。(堀江)