「眠れなくなるほど面白い自律神経の話」★★★☆☆ | Jiro's memorandum

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泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

「眠れなくなるほど面白い自律神経の話」(小林弘幸)

自律神経の切り口で食事や健康に良いことを考察するため読んでみた。タイトルほどではないにしろ、実際面白く、図解が分かりやすく、勉強になった。

他の食系の本との共通点も多い。他の本にはない(あるいは若干異なる)考え方もあったが「これはこれでありなのかな」と全般的に納得し、参考になった。

食系、健康系の本を、数々読めば読むほど、さまざまな視点、いろんな人の意見を比較する楽しさが増してきた。

それにしても、小林弘幸氏の自律神経ネタの本の多さは半端じゃない。小林氏からは自律神経よりもマーケティングについて学びたいくらいだ。


以下、備忘

交感神経 
アクセル 日中に優位
高めるには・・・人との会話、朝日を浴びながらウォーキング、運動

副交感神経
ブレーキ 夜に優位
高めるには・・・音楽を聴く(好きなロックが○)、映画を観る(感動もの、泣けるものが◎)、笑顔(口角を上げるだけでも○)、深呼吸、お風呂、食事で腸を整える、水を飲む(特に起床後、食前 →腸が刺激される)

理想的な朝の過ごし方
1.いつもより30分早起き
2.起きたら布団の中でストレッチ
3.太陽の光を浴びる
4.コップ1杯の水を飲む
5.ゆっくりと朝食

食事量は朝4:昼2:夜4がベスト。もしくは4:3:3、もしくは3:3:4。夜は21時までに食べ終える。

「健康のため」に不本意なおいしくない食事をすると「第二の脳」と言われ精神的な影響を受けやすい腸によくない→自律神経が乱れる。
おいしいものを楽しんで食べれば、腸の働きが活発になり自律神経が安定。

効果的な間食は腸にいい。ちょこちょこ食べることで副交感神経の働きが高まり、腸の働きがよくなる。おすすめはチョコとナッツ。

1日2〜4杯のホットコーヒーが効く。
交感神経を活性化(眠気をとる)、ストレスを解消、リラックス効果、セロトニンやドーパミンを増やす「抗うつ効果」、抹消血管を拡張させ血流アップ、大腸のぜん動運動誘発で腸内環境改善。

精神的ストレス(仕事のプレッシャー、育児疲れなど)も自律神経を乱す大敵。
「人は人、自分は自分」。「気にしない」より「放っておく」。人の意見に左右されない人間力を磨く。
「あれもこれも」と焦らない。「いま」優先すべきことを一つずつ片付ける。

整理整頓すると自律神経が整う。
散らかった環境もストレスの原因。「1日1カ所30分以内」の無理のない片付けでリフレッシュ!心の安定に。