「容疑者Xの献身」★★★★★ | Jiro's memorandum

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泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

「容疑者Xの献身」(東野圭吾)


思い込みによる盲点をつく。幾何の問題に見せかけて、じつは関数の問題。


今回のトリックは、まさに盲点をつかれた。全くもって予想外のトリック。


そんな天才はいないだろう、いても筋書き通り実行できないだろう、そもそも天才二人がたまたま同級生なんて偶然はないだろう、などといった現実的には多々無理があるところは、そこは小説なのでOK。


あっと驚きのトリックだけでなく、人間関係の構成・ストーリー設定や感情描写など、東野圭吾さんの才能には、心より感服します。



今まで自分が読んだ東野圭吾さん作品を勝手にランキング。


1.秘密

2.手紙

3.白夜行

4.容疑者Xの献身

5.ナミヤ雑貨店の奇蹟

6.分身

7.変身

8.ラプラスの魔女

9.探偵ガリレオ