原題は " LINKED : The New Science of Networks "
複雑ネットワーク分野の気鋭の若手研究者、バラバシの2002年の著書。
ネットワーク関連の本も続けて何冊も読むとさすがに同じことばかり書いてあるので退屈になります。
この本はアカデミックな雰囲気がありつつも分かりやすく面白く読ませてくれる本です。最初に読んだらもっと面白かったでしょう。
インターネット、細胞、遺伝子、生態系、エイズ感染、ハリウッドスター、アルカイダ ・・・
ノードとリンクだけに着目すれば、みんな同じ法則で記述された同じネットワーク構造を持っている。
ネットワークの地図の作り方はわかった。とはいえ、この複雑系を"理解"することはとても大変。もし、理解し制御できるようになれば、テロ撲滅やガン治療に大きな進歩が期待できる。
というような内容です。
何冊か読んで思いましたが、ネットワークって未知の部分がまだまだ大きいんですね。
新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く/アルバート・ラズロ・バラバシ
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