積読状態だった本、内容の陳腐化は否定できません・・・
鳩山首相が打ち出した「1990年比CO2▲25%削減」構想がいかに無謀か、などについて書いている本です。
ただでさえ負債のGDP比率が先進国最悪なのに、鳩山構想は「ハラキリ」とさえ評される大盤振る舞い。その後わずか8カ月で辞任する首相の外交パフォーマンスのツケを最終的に負担する日本国民はとても不幸です。
ところで・・・
最近、地球温暖化のテーマ自体、関心が低下しているように思います。
下図はGoogle Insights for Searchによる「地球温暖化」の検索クエリーのチャート。2007年ピークに減少傾向です。そういえば昨年の夏は記録的猛暑だったのに、下がり続けています。ちなみに、2007年はアル・ゴアの「不都合な真実」が出版された年です。
![$Force With Social Media-地球温暖化](https://stat.ameba.jp/user_images/20110303/01/kota6kota6/c6/22/j/t02200102_0510023711086192623.jpg?caw=800)
こちらは「global warming」の検索クエリーのチャート。低下傾向は日本だけじゃなく世界的なものです。
余談ですが、「地球温暖化」は夏に上昇するのに対し(上図)、「global warming」は夏に低下するという不思議な現象が見られます。
![$Force With Social Media-global warming](https://stat.ameba.jp/user_images/20110303/01/kota6kota6/5b/01/j/t02200102_0510023711086192624.jpg?caw=800)
2007年が過熱気味で、その沈静化が進んでいるだけで、地球温暖化の問題意識は定着しているのかもしれません。しかし、この本にも書いてありますが2009年頃からのIPCCのスキャンダルなどで地球温暖化に対する信憑性は低下したと思います。
何年か、何十年かあとに、「そういえば昔、地球が温暖化するって騒いでたなー」なんて懐かしむときがくるのかもしれません。
化石燃料の問題とか人口増加の問題から、省エネの方向性は必要だとは思います。
※科学史上最悪のスキャンダル?! "Climategate"
※2035年に氷河消失せず 報告書に誤りとIPCC
エコ亡国論 (新潮新書)/澤 昭裕
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