「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」 | Jiro's memorandum

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泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

★★★★☆

どんなに素晴らしい商品やアイディアも、相手にその良さが伝わらなければ意味がない。プレゼンテーションは重要です。

スティーブ・ジョブズのプレゼンには法則があります。この本を読んでもスティーブ・ジョブズにはなれませんが、様々ヒントがありました。
セールス、マーケティング、広報に関わる方、その他ビジネス上コミュニケーションをとる必要のある方には参考になる本だと思います。

ちなみに、ジョブズはリハーサルなどプレゼンの準備に時間をたっぷりかけるなど努力をすごくするそうです。あのプレゼンは天性のものかと思っていましたが。

才能が人並み以上であることは間違いないでしょう。しかし、能力だけではなく、あふれ出るような情熱と、たゆまない努力によって、人々の心を揺るがすプレゼンが実現しているんですね。天才打者・イチローが、人一倍練習をし、周到な準備をするように。



■ジョブズのプレゼンの法則

第1幕:ストーリーを作る

構想はアナログでまとめる
一番大事な問いに答える
救世主的な目的意識を持つ
ツイッターのようなヘッドラインを作る
ロードマップを描く
敵役を導入する
正義の味方を登場させる

第2幕:体験を提供する

禅の心で伝える
数字をドレスアップする
「びっくりするほどキレがいい」言葉を使う
ステージを共有する
小道具を上手に使う
「うっそー!」な瞬間を演出する

第3幕:仕上げと練習を行う

存在感の出し方を身につける
簡単そうに見せる
目的に合った服装をする
台本を捨てる
楽しむ



※自分なりにまとめ

・箇条書きは避ける(資料として残す目的ならOK)
・シンプルかつビジュアル
・聞き手が知りたいこと(なぜ気にかける必要があるのか)に明確に答える
・短い、キャッチーな文章にまとめる
・3点ルールを活用する(ポイントは3つ、など)
・既存商品などの問題点を挙げる
・問題点に対するソリューションを提案する
・数字を分かりやすくし、数字が魅力的になるよう演出する
・感情が伝わる言葉を使う
・抑揚、ボディランゲージ、などメリハリつける
・話す時間は長くせず(10分以内)途中にデモや映像を入れる
・最後にもうひとつ (ダメ押しのつかみがあるとよい)




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