「グーグル秘録」 | Jiro's memorandum

Jiro's memorandum

泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

★★☆☆☆

500ページありますが、どこかで読んだな、という内容が多いです。関連本が増えたときがその企業のピークと言いますが、この本はまさにグーグルのピークを暗示しているような気がします。

日本の検索市場で90%以上のシェアをとるという出来事もピークの象徴ですね。マイクロソフトもピーク時はOSで95%のシェアをとりました。

まあ、IBMやマイクロソフトのように、腐っても”グーグル”。その存在感はある程度維持するでしょうが、旬は過ぎたと思います。


「グーグルのシステムは高度で強力だ。ただ定量的データのみに頼るため、物事を単純化しすぎるという弱点がある」

「個人データが彼らにとって最高のおもちゃだからさ。それさえあれば楽しいお遊びがいくらでもできるんだから」

「グーグルの関心は、コンピュータの頭脳であるCPUにしかない。人間の頭脳を無視しているんだ」。それがグーグルの検索を脆弱にしている






グーグル秘録/ケン・オーレッタ

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