「スティーブ・ジョブズの流儀」 | Jiro's memorandum

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泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

★★★★★

コントロールフリーク、完全主義、独裁者、鬼上司、、、SJは生き急いでいるな、と感じます。

スティーブ・ジョブズという人物、アップルの戦略を理解するには非常にいい本だと思います。ポイントの押さえ方まとめ方がうまいです。ジョブズの真似など簡単に出来ませんが、経営書としてもいろいろと学びのある良書です。

重要性を再認識したのはフォーカスすること。フォーカスすることによって、細部にこだわったり、システム全体をコントロールしたり、少ない予算でイノベーションを起こしたり、できる。こういう戦略は、ジョブズほどの強烈なリーダーシップがあるからこそ可能なのだが。。。


備忘録


「フォーカスとは『ノー』と言うことである」   e.g.) iMacはFDDをつけなかった

「私は自分たちが手がけなかった製品についても、手がけた製品と同じくらい誇りに思っている」

「最も重要な決定は何をするかではなく何をしないかを決めることだ」

「イノベーションは研究開発の額とは関係ない。アップルがMacを考えだしたとき、IBMは最低でも100倍の研究開発予算を使っていた。イノベーションとはお金ではない。人材であり、彼らをどう導くかである。それをどれだけ理解しているかである。」

エリート主義  ※例えばタクシー運転手の能力差はせいぜい2-3倍だがデザイナーやプログラマーの能力差は100-1000倍ある

情熱  ※情熱は感染する



◇参考
Appleのスティーブ・ジョブズ氏、「過去10年で最高のCEO」に
「過去10年間だけでも、音楽、映画、携帯電話という3つの市場を徹底的に、かつ利益が出るように作り変えた。最初に参入したコンピューティング業界に対する同氏の影響力も増すばかりだ」



スティーブ・ジョブズの流儀/リーアンダー ケイニー

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