「ツイッター 140文字が世界を変える」 | Jiro's memorandum

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泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

★★★☆☆

この本はいわゆる入門書です。個人的にはあまり参考になりませんでした。


ブログはかつて簡易型ホームページと言われていた。ツイッターもミニブログとかマイクロブログとかいう枕詞をつけられることが多いが、ツイッターはブログでもSNSの一種でもなく「ツイッター」という一つのカテゴリーを確立したのではないかと思う。

しかしながら、アメリカでもまだキャズム(普及率16%)を超えていない。コムスコア(9月)によればツイッターのユーザー数は2089万人、リーチは10.5%で、ここ3ヶ月は伸びが止まっている。ただしツイッター利用者の半分はWebの統計に表れないアプリ経由らしいので実際にはキャズムを超えているかもしれない。

日本のユーザー数は157万人(ネットレイティングス9月)で、インターネットユーザー数を約9000万人とすればリーチはわずか1.7%。イノベーター(2.5%)の域さえ出ていない。ただ、アメリカで流行ったWebサービスは日本でも流行るので、目先の日本の動向よりアメリカでユーザー数が約3000万人を超えてマジョリティーの域に入るかどうかに注目したい。


◇追記

関連本が増えたときがそのサービスや企業のピークというが・・・ 世の中にはツイッター本があふれてきた。
アマゾンで「ツイッター」を検索した結果

◇参考
「キャズム」
「ライフサイクルイノベーション」



ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)/コグレ マサト

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◇よろしければ・・・
http://twitter.com/boulding