「ゲームの教科書」 | Jiro's memorandum

Jiro's memorandum

泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

★★☆☆☆

ゲームがどのように開発されているのかがわかります。

ゲームは、プロデューサー、ディレクター、プランナー、アート・デザイナー、プログラマ、サウンド・クリエイター、テスター、からなるチームによって開発される。映画とよく似ている(プロデューサー、監督、脚本家、各スタッフ)。

ゲーム開発者は感性とかクリエイティビティーとかが求められるのはもちろんだが、組織で仕事が進むので、言葉で表現しにくい微妙な感覚や楽しさや世界観などを伝え理解するコミュニケーション能力が非常に重要である。

携帯ゲームなどには大きなチーム編成は必要ないだろうが、携帯ゲームを作っているある小さい会社の経営者が「うちの会社は企画者がみんなプログラムを書けることが強みだ」というようなことを言っていた。その重要性がこの本を読むとよく理解できる。


ゲームの教科書(ちくまプリマー新書)/馬場 保仁

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