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なかなか、考えさせられる本でした。
"成功のための戦略"は、夢や目標を設定すること、好きなことをすること、あきらめず固執すること、ではなく、冒険すること、右に倣えをしないこと、いろんなことを楽しく試すこと、常に新しいことを試すこと、そしてしっかりと目を開けて成り行きを見守ること。
確かに、夢とか目標とかやりたいこととか、そう簡単には見つからない。成功者の多くが人生のある時点で仕事に対する目標を変えた人だったり、成功した事業の多くが当初の目標どおりでなかったりする。
コカ・コーラ、チョコチップクッキー、リーバイス、ポストイット、マジックテープ、CPR(心肺蘇生法)、これらは失敗や偶然から生まれた。
大多数の人が、成功のための標準的なアプローチ、成功したければこうしなさいということ ―― もっと努力するとか、ポジティブに考えるとか ―― をひたすらやって、平均以上の人があまりに多くなって、それが普通になってしまっている。そこからさらに抜け出すためにも、新しいことを試すことが重要。
本書の最後のアドバイス
「きみが"試すこと"に喜びを見出してくれるといいな」
その他、備忘録
「明日は今日と違う自分になる」
「必要は発明の母かもしれない。だけど、偶然は発明の父なんだ」
「革新とは簡単そうに見えるものなんだ、後から見ればね」
「完璧とは、ダメになる過程の第一段階」
仕事は楽しいかね?/デイル ドーテン
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