「40歳から伸びる人、40歳で止まる人」 | Jiro's memorandum

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泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

★★★☆☆


「男の品格」「父親の品格」などの著者の本。書いてある事は、当たり前と言えば当たり前の事ばかりだった。



「生きがいとは人生の目標のことである。(中略)

人生では何の意目標ももたないよりは『たとえ邪悪な目標でも、ないよりはあるほうがまし』(イギリスの歴史学者トマス・カーライル)」P.18


「精密な日本地図を作成した伊能忠敬が、後世に残る業績へ第一歩を踏み出したのは、いまでいえば定年後ののことであった。」P.27


「『いまここで楽しめない人生は、永久に楽しめない。いまここで賢明な生活を送らなければ、永久に賢明な生活はできない』(中略)『いまできないことは、いつまでたってもできない』(中略)いかなる状況にあろうと、現在の時間を充実させない限り、充実した人生を味わうことはできない。」P.48


A・H・マズローの人間の欲求 P.75

「生理的欲求」・・・食べる寝るなど

「安全の欲求」

「社会的な欲求」・・・社会の一員として認められたい

「自尊心の欲求」・・・自分の存在価値を認めてもらいたい

「自己実現の欲求」・・・自分自身がどこまで満足できるか(他人の評価は関係ない)


日本のビジネスマンに共通する人生態度の欠陥(日下公人氏)
第一の欠陥
「『社会や周囲から自分にとって有用なものを積極果敢にとるのはいいが、そのやり方で生きて、結局、どうなるのかという姿がわからない』こと。(中略)
社長になることを目指し、(中略)大企業を目指し、(中略)『それが何なのか』ということである。『もしもその人の人生がそれだけであったら、それは手段の目的化という誤りに陥っている』(中略)
第二の欠陥
『努力至上主義に陥って、”運”の要素が大きく作用している現実を素直に認めなくなることである』(中略)運の要素を認めれば『自分はツイているな』と素朴に喜べるし、ヘンな驕り意識もなくなる。」
P.76







40歳から伸びる人、40歳で止まる人 (PHP文庫)/川北 義則
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