ひとり時間を楽しんだ帰りの道。
スマホをみると、あちこちから連絡が入っている。
内容を確認し、それぞれについて考え事をしながら歩いていた。

不意に目の前に
「Aちゃんっ、Aちゃんっ!」
鋭く叫ぶ女性が現れた。
「Aちゃんっ!Aちゃんっ!」
その様子は鬼気迫るもので、一瞬この道を通るのはやめよう!とびびる。

ドキドキだ。
母が居なくなったときを思い出す。
トラウマになってる(笑)
それにしても、誰が居なくなった?

彼女は私を認識しているのに、手伝ってほしいという感じではない。
恐る恐る声をかけた。
「大丈夫ですか?」
彼女は、
「居なくなったの!居なくなったのよっ!どうしたらいいのっ?!」
という。が、すぐさま、
「Aちゃんっ!Aちゃんっ!」
鋭くわめく。
しゃがみこんで泣きながら
「どうしよう?!どうしよう?なんで?」
立ち上がってまた叫ぶ。
「Aちゃんっ!Aちゃんっ!」

狂気。

もはやそこにいる私の存在はなくなっていた。
 
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【お知らせ】
9月24日(月・祝)11:30-18:00
鹿児島市天文館ルミエル-Lumiere-2階
イベント
「こころ・からだが潤う時間(トリートメントでハッピータイム♪)」
に「アクティブ・カラーセラピー」で出店します。

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松元佳子
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