旅のことばカードから私の話を書くブログシリーズです。
旅のことばとは?認知症とともによりよく生きるためのヒント
【出発のあいさつ3】
本来なら父や母それぞれのことばを綴るものですが、父や母を見守ってきて感じたわたしのことばとして書き記してみます。
ともに生きる、新しい旅のはじまり。
・若年性アルツハイマーだった母
「若年性アルツハイマー」という病気の診断を受けること、つまり病院受診を頑な拒否し続けた母。
母は、家族はもちろん、母親や兄弟姉妹にさえ、自分の病気について悩みを相談できませんでした。
自分を受け入れることができない母を見ているのは、子としても一人の人としても私にとってつらく苦しい日々でした。
母が自分の病気を受け入れたのは、きっと母が私に、「自分のことがよくわからない。」というようになった頃だと思います。それは、母が自分でご飯を食べること、トイレに行くことなど生活習慣が自分でできなくなりつつある頃でした。
・脳血管性認知症を発症した父
父は、母を見て認知症とはどういうことか、わかっていました。
「よろしく」と言われても、素直に「はい!わかりました!」と言えない娘が私でした。
それでもなんとなく「よろしく」となり、いつも両親に精一杯寄り添って生きる覚悟はできており、「最後まで見届ける」と決心した気持ちは今も変わっていません。
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松元佳子
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