ツバメかカラスか | 古書つくし

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毎年この時期にはツバメがやってきて巣を作り(実際には前年までの壊れた巣を修復して)、ここをふるさととする子燕が巣立っていくのですが、昨年はカラスの襲撃に会い、親燕はここを危険と判断したのか、姿を消してしまいました。

 

今年も例年のようにツバメがやってきました。昨年のツバメと同じかどうかはわかりませんが、昨年の壊れた巣をせっせと手直しし、立派な巣を作り上げました。

 

が、またカラスに襲われてしまい、巣の上部が崩壊。

 

ここでまた昨年のように姿を消してしまうかと思っていたら、不屈の精神でまた立派な巣を再建。

 

しかし、このままではカラスに襲われる可能性が高く(実際、カラスは頻繁に襲撃を繰り返していました。まだ卵もないうちに)、そこで少しだけ手助けをすることに。

 

 

カラスはその性質上、もしくはその身体の大きさから、下方からしか侵入が不可能であろうことを考慮し、巣の下方と横、そして第一次防御ラインとして斜めに突っ張り棒(白色)を設置。

 

これまでのところ、これが奏功し、カラスの侵入は防げているようです。

 

そして数日まえ、

 

 

無事数羽誕生

 

今年はこのままカラスに襲われることなく育ってほしいところです。

 

こう書くとなにかカラスが悪魔のようですが、個人的にはカラスのその知能にはかねてより敬意を払っており、というか尊崇さえ抱いているのに加え、ある時などは、自転車で走っていると、ふと右肩が重くなり、振り向くとそこにカラスが止まっており、そのまましばらくサイクリングを続けたぐらいですから、一般以上にはカラスと比較的近い関係を築いているのではないかとも思います。

 

しかしこの時期だけはツバメにちょっかいを出さないようカラス諸氏にはお願い申し上げる次第です。