強運だね、 | すずめがチュン

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アケノさんを取りまく風景をおとどけしてます。











2014/7/10 撮影




と言うので


どこが?

と聞いたら


2度も癌になったし、

交通事故(起こした照れ

の時も


死ななかったよねぇ!


と、……ん? 


2度も癌になって

死んでもおかしくないような

事故まで(起こした)

人は……


強運とは

言わないでしょ、と

言いかけて


今はどう見ても

元気だ

確かにニヤリ


そうか、そうだね、 

有難う!と 

言いました  


強運と言われ


改めて

昔々のことを

思いだすと


あれは…偶然?

もしかして強運?


というのが

幾つかある、


その中の

面白い爆笑事件を


一つ照れ


最近ネタ不足


こんな時、

若い人よりつくづく

得だな…と

思うのは 


長く生きてる分

引き出しが多い


もう天井に

届くくらい


時々、開けて見ないと

何が入ってたのか

忘れるニヤリ


今日はいちばん下の

引出しから


2歳くらいの時の話


家の隣は

仕立て屋さんでした


旅館を移築して

テーラーにしたという

ハイカラな家、


職人さんもいて


娘さんが三人


そのお姉さん達に

ペットみたいに

可愛がって

もらってた


ある日のこと


まだおぼつかない

足取りの

二歳児は、


走り回ってる内に


仕事部屋に

入ってしまった


部屋には暖房用の

丸火鉢が

2〜3個


その間を

ヨタヨタ走り回ってる

うちに

よろけ、

尻もちをびっくり


どこに?ガーン


なんと、

丸火鉢の穴の中に

スッボーんと…… 


カチカチ山の

狸みたいに


お尻に大やけど

しました


暫らく寝る前に

軟骨を塗ってもらうのが

日課でしたが


なかなか治らない


そこで

何処で聞いたのか


妙見温泉の

折橋の湯が

火傷にいいらしい

ニヤリと……


早速、母に

連れられて行きました


温泉に浸かり……

夕方になって 


急に具合が悪く

なった、


ぐったりと

なったまま


反応がなく

みるみる血の気も

引いてゆく

二歳児


山奥の温泉宿 


麓まで下りて

行かないと

病院もないとこ


勿論、その頃

タクシーもなく

  

パニックになった

母は


私をおぶって 

夜道を走ったそうです

 

走った母が

強運だったのか

背中の二歳児が

そうだったのか


どのくらい

走ったか


真っ暗な夜道を

こっちに向かってくる 

灯りが

見えた!


この話するたびに

母が言ってた

「奇跡」でした爆笑


夜道を 

トッ、トッ、トッ、トッ

と大型バイクに

跨がって

近づいて来たのは


わが町の鶴〇先生

その人でした


先生は

すでに虫の息の

二歳児をみると


直ぐに


道路脇の家に

入れてもらい


ペニシリンを

打って下さった


強運でしたね照れ


先生は

たまたまの

往診だったそうです