強運?(2) | すずめがチュン

すずめがチュン

アケノさんを取りまく風景をおとどけしてます。











2014/7/10 撮影



の話照れ

昔々、高校生の頃に…

と、いうような話しを

まだ孫たちが
小さい頃すると

「えっ、ばあばも
小学校だったの!キョロキョロびっくりおねがいびっくり

と必ず
驚いてましたが照れ

もちろんです、
小学校も
中学校も
高校生乙女の時も

ありましたニヤリ

その高校生乙女の頃、
私は電車通学
してました

駅までは
自転車で20分

駅近くに自転車を
預かってくれる店が
あって

学生はもちろん
電車通勤する
大人たちのモノも
あり

100台くらいの
自転車が
ひしめいてました

ある日のこと

預けた自転車を
引き出し

店の前の大通りを
横切ろうと

踏み出した
その時!

視界の右に
バスが迫っているのが
見えました

どうして、それに 
気づかなかったのか?

バスの運転手さんと
目があった時

私は
道のどの辺りまで
進んでいたのか

轢かれる!

……その瞬間

ハンドルを握った手と
ペダルに乗せた足が
動かなくなった、

でも、自転車は
そのまま

一直線に進み

道を渡り終わると

ハンドルは
今度は
右に直角に折れ

道端を真っ直ぐ
下って行きました

右肩を掠めるように
通り過ぎた
バスとの間は

余りに近すぎて
風を感じたほど、

向かい側にあった
魚屋のひさしの下に
並んでいた

おばちゃんたちの
「アアーーッ!ガーン
と言う叫び声で

我に帰ったのは

道を50mも下ってから
でした

まるで
ナニかに

ハンドルの真ん中を
ガシッと掴まれ

引っ張られて
行ったような
出来事でした

バス衝突事故を
逃れた
大通りを

横切り

小道を行った真正面には

小さな丘があり

空順上人の
石室があります、

江戸中期、真言宗の
高僧で

数々の大火を
その法力で防ぎ

最後は
この石室に
入定されました

10年くらい経ち

ここを守ってらっしゃる
方の処に
何故か
ご縁ができて
 
暫らく
月に一度のお参りに
通うように
なったのですが

助けて下さったのかも
……しれませんね