(40) 買いものが終わって、屋上にもどった時、 | すずめがチュン

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アケノさんを取りまく風景をおとどけしてます。











2014/7/10 撮影

クルマのとこまで 駆け出して行った、マルちゃんが


  「ばあば、はやく、はやく」と言って


   手招きした、


 見ると・・・


  指差している、東の空に白い線が見えた。


   線は真っすぐに、空の真ん中を目指して


    昇ってくる、


  「ばあば、宇宙船だね!」


    「そうだねぇ!」と、


  ダレもいないのを幸い


   みんなで、大きく手を振った。



 見晴らしのいい、屋上から見える、空のどこにも


   雲一つない、


 青一色の空の、真ん中に


   みるみる、白い一本線が 引かれて行く、



 線はやがて


   真上を通過すると・・・・どんどん、


     太陽に近づいていき


    光の中に入って行くように、消えていった、



 なんとも、大胆なコース!



 「うちゅうじんさん、まぶしくないの?」と、


   マルちゃんが言うとおり、


     ほんとに、まぶしくないのか?


 多分、


  飛行機では、絶対あり得ないコースで、


   「宇宙船ですよ!」と、教えているのだろうが。



クルマに乗ると 早速、マルちゃんが


  きのう見たという、


   宇宙人さんの夢の話をしだした。



 「うちゅうじんさんは、こわ~い、おかおだったよ」


  と言うので


   「どうして、怖かったの?」と聞くと


 「あかい、おかおで、あかい、目をしてた」 と、


   「ふぅ~ん・・・、お洋服は?」と聞いたら


 「はだかだった、」


   「え、はだかだったの?」


 「うん、やっぱり、あかかったよ、でも、はだかなのに


  ぽけっとがあった!」 だそうで・・・・・


   多分、ウェットスーツ着てた?


   「お話ししなかったの?」


 「した、『いっしょに、いこうか』っていったよ」と


   「マルちゃん、なんて答えたの?」


 「いかない、っていった、こわかったから」


   「あそう、そしたら、なんて言った?宇宙人さん」


 「『じゃ、こんど、また、なかまとくるからね』と、いったよ」


   「ふぅ~ん・・・・で、おわり?」


 「うん、あくしゅしたよ、そしたらね、うちゅうじんさん、とけたの」


   「とけたの・・・あ、消えちゃったのね」


    という話しだった。



 マルちゃんとこにやってきた、赤い目と、赤い肌の


  宇宙人さん、


   気になって調べてみた。


     ミンタカ星人さんのような気がする。


  お姿は、地球のカエルさんに似てる・・・・とか、


  


    つづく