天才でも、芸術家でもない | すずめがチュン

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アケノさんを取りまく風景をおとどけしてます。











2014/7/10 撮影

モアイさんに 何故!


 宇宙人が 興味をもったのか、


今でも謎・・・



でも、あれは やっぱり、


 そうだとしか思えない、



今から、四十年くらい前


 モアイさん28歳、まだ独身、



住んでたのは


東京都 西多摩郡 日ノ出町、


  そう・・・あの日の出村


当時から、UFОがたびたび目撃されて


 話題になってた処



そこの山をひとつ


 勤務してた、大手の電機会社が


  買い取り


 社員に切り売りしてくれて


  

モアイさんも、さっそく申込み


 早々と、小さなマイホームを手に入れ、


  日の出の住人になった



住み始めたとき


 まだ辺りに 家はなく、


  帰りが遅いときなど、


山のあちこちに


  ポツン、ポツンと点在する家の


   灯りさえも消えていて


  それは それは、さびし~いトコだったそうで、



そんなトコに、たった一人で 住んでるのだから


 狙いやすいといえば、狙いやすい・・・・



  最寄りの駅まで 30分歩き、


  電車に乗って、乗りかえしながら


   会社に 通ってました、


 仕事は、半導体事業部の特許課


   特許書類の作成が主な業務、



  多分、当時国内では


   最先端の 技術情報を扱っていたはずだけど


 宇宙人から見たら


    地球人のそれなど、


   なにほどのモノでもないわけで・・・・・


     でも、もしかしたら


    どの程度か、知りたかったのかな?・・・と、


 

 その宇宙人が やってくる日は、


   いつも


     妙な胸騒ぎが、ふいに 起こり、


   これが前触れで、


     きまって 前回のことを


      やっと、忘れかけた頃だったと、



   当然、たちまち 恐怖に襲われる


      モアイさん、


    必死で、忘れよう、忘れようとしてた記憶が、


      また、蘇ってきて、


     その日は、仕事も終わり、


        会社を退ける時間になっても


         ・・・・・帰りたくない・・・・



      そうだよね、怖いもの、ダレだって


       ・・・・友だちのとこに泊めてもらえば


          いいのに、


       たぶん、宇宙人が怖くて 帰れない、


        なんて、言えなかったんだろうけど、


       

    で、どうしたかというと、


      飲んで、酔いつぶれ、


       半分朦朧となりながら


        帰る手しかない・・・・



    そうやって、酔った勢いで電車にのり、


      家路につくのだけれど、



     駅からまた30分


       ただでさえ人気のまばらな・・・・


        5分も歩けば、人家さえパタっとなくなる


       田舎道を


        月明かりだけを頼りに、歩いてるうちに


       次第に 酔いもさめ、


         だんだん正気になってくる、


     ふと、


       駅をでた時、少し感じた違和感を


         思い出した


      あれは・・・なんだったんだろう?


        みるみる、背中に悪寒が走った、

        

          思い出したのだ!


   アレがやってくる!


       血の気が ひくように、残ってた酔いも


        いっぺんに覚めて 
     



      それから 帰り着くまでの間、ずっと


        モアイさんを追いかけてくる、


          強い気配が


       アタマの後ろにあったけど、


         振りかえる勇気など、


        ・・・・とても、なかったと、


  

  怖かっただろうね・・・・


 帰り着くや否や、家中のカギと言うカギを


    全部閉めて、


     また、飲みなおすと、


      今度こそ、酔いつぶれて


       ウトウトと・・・・


  眠りにつくか、、つかないうちに


   ずっと、この時を待ってたように、その宇宙人は


    やってくるのでした、


  山の頂上に、下りてくる宇宙船、


    そこから、麓のモアイさんの家まで


     あっという間にやってくる宇宙人は


   いつも同じ、


    ブロンドで精悍な感じの


      男性と思える宇宙人でした   

      



  その様子が、


   何故か・・・・・目をつむっていても


     ありありと、わかったそうで、


   恐怖で、身体を起そうと思っても


    指一本、動かせない!



  そうしてる間も、


   宇宙人は、家の周りをぐるりと回って


     中のモアイさんを


   確かめるように、外からじっと見ると




  次に、右手をかざして・・・・・


その瞬間、モアイさんの身体は布団ごと


   ものすごい力で・・・・



 それは、どんなに抵抗しても


   逃げきれるものではなかったと


  記憶にあるのは、いつもこの段階までで、


   目覚めた時は、朝で


     布団の中、



 あまり、何回もあるので


   ヘンになりそうだった、モアイさんは


  鹿児島に帰った時、


   お祓いをしてもらい


    お札もいただいたそうですが・・・・



   その後も、やって来る宇宙人、


     来なくなったのは、


    結婚してから・・・・・



  私と 相性がよくなかったのか、


   とにかく、私がいる時には現れませんでした、


    その証拠に、


  アイさんのお産で、モアイさんが一人になると


    またやってきたのです



  それから、モアイさんには、


    首のうしろに、小さな、変な傷があります、



 UFОも、宇宙人も、異次元も、あの世も


そんなモノ、はなっから信じてないモアイさんですが。




    つづく