「別のやってみる?・・・この前、アイちゃんがやったの、 | すずめがチュン

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アケノさんを取りまく風景をおとどけしてます。











2014/7/10 撮影

スゴかったよ!、


た~くさん、ヴィジョン 見えて、」


 「 聞いたよ!、アレ?」


「うん、・・・・・・そうそう、これなんだけど」 と、


 ケースから、メタミュージックの、


(Touching Grace )を取りだす、



 「へぇ~!、やってみたいね・・それ」


「 いいよ、アイちゃんは、過去生みたいなの、


  いっぱい見たんだけど、・・・・


 そういうのも、いいしね・・・・まぁ、なんでも、いいよ、


  さっきのみたいに、


 声は入ってないから、・・・・夜の海岸も出てこないよ、」



週に一度の休日の、最後のお楽しみに、


  なにか、面白いもの、嬉しくなるモノを見たいよね、


 暗い海なんかじゃなくてさ・・・・


  と思う、親心、じゃない、姉ごころ、



「 じゃ、始めるよ、」


 「うん・・・」


さっきより、リラックスした感じで、横になると、


 一度、大きな深呼吸を してから、


 「いいよ、」 と、妹は言った、



しばらく様子をみていると、


 時々、 肩や足先がちょっと 動く、


息づかいも、・・・・・どうやら、寝てる感じではない、


 今度は、大丈夫だ、



また、さっきの本を読みかけて、


 熱~いお茶が、ほしくなってきた、



そうか、・・・、そのためには、寒々とした、居間に下りる?、


 ・・・・・仕方ない、


ストールを巻きつけ、空になったマグカップを片手に


 下りていき、


冷え切った部屋の


 灯りを点けると、


待ってたように、キキが鳴いた、



「今頃なに?・・・あ、湯たんぽか、はいはい、


 ダレも、入れてくれなかったんだ、ちょっと待って」



ポットの、ぬるくなったお湯を薬缶にうつし、


 沸かしなおす間、


婆さんネコのキキを抱いて、


 冷たくなった、四個の肉球を


手の平で包んで、温めてやる、



夏には、げっそり痩せてしまって、


 心配してたのに、


また、重くなってる、


 よかった、元気になって!



ホカホカの 湯たんぽが、


 寝床に入ると、待ちかねたように


 走っていったので、



私も、二人分のお茶を淹れて、


 また、上に戻った、



CDは、まだ回ってる、


 聞いてる方は?・・・寝てる、


しようがないね、やっぱり寝たんだ、



迷わずまた、あの方に、


 今後も、うまくいった、


ほんとに、面白いほど、すぐに反応する!



「 あ~・・・・ははは、また寝たよ、・・・、」


 「ほんとにね、寝てたね」


  普通ならもう 寝る時間だから、


  まぁ、仕方がないと言えば、しかたがないけど、



 「 じゃ、なんにも見えなかったんだ?、せっかくだったのにね~」


「 そんなことないよ、見たよ!・・・・でも、あれなのかなぁ~?・・・・」


 「ナニが?」


「 この前、テレビでやってたのよ、ルイ14世の、


  すごく、美食家だったんだって!、


 でね、宮殿の中に、王様の食事のためだけの菜園、


  というのがあって、


 立派な畑で、きち~んと、見た目にもデザインされた畠で、


 ・・・・・そこが、出てきたのよ、」


 「 その、テレビで見たのが?」


「 いや、そのままじゃないの、同じ菜園でも、ないかも、


 その菜園は、もうなくなってたから、


  でも、そこが昔、菜園だった、というのを知ってるわけ、


 ・・・・そこを、見てた」


 「へ~ぇ!・・・・なんだろ、」



「 そしたら、次に、大きな厨房が見えてきて、石造りの、


  石壁をこう、アーチ型にくり抜いたような小部屋がいくつもあって、


 中で、白っぽい服を着た、肥ったおじさんたちが、


  なんか、やってたよ、


 黒い、パテみたいなのを塗った、四角いちいさなモノを、


  口に入れようと、パクっ、というところで、目が覚めた、


 あれ、何だったんだろう?・・・」

 

 「 さぁ~?・・・・ね・・・・」



そうか、


 もう少し、あのままにしといたら、


  もっと、面白い展開があったかもしれない、



 「 過去生かな?・・・・・そこで、料理作ってたとかさ、


   宮廷料理人!」


「 えっ! そうなの!」


 料理好きが嵩じて、お店を始めちゃった妹は、


  思ってもいなかった(、宮廷料理人)という


 魅力的な言葉に、


 ニンマリした!



 「 で、それだけ?、見えたのは」


「 ううん、その前も、ちゃ~んと見たよ、これはスゴかったよ!


  いきなり、ポ~ンと、宇宙に浮かんでたんだから!


 星の中に、


  上にある星じゃないよ、


 自分の、上にも下にも、とにかく星がいっぱいある中に、


  プカ、と浮かんでるの、


 で、むこぉ~に、オーロラも見えた!」


 「へ~ぇ、・・・いいねぇ」


「 うん、ピンクのオーロラよ、真ん中あたりが 紫で、青になって、


  下が少し黄色っぽかった、


きれいだったよお~・・・ずっと、見ていたかった、


  もう一度、見たいよね、」



 よかった、よかった、いいモノ見れて、


 姉ちゃんも、嬉しいよ、うん、



「 その、ポン、っと宇宙に飛ぶ出す前に、どこかを飛んでたよ、


  もの凄い スピードで!


 トンネルといえば、トンネルだけど、


  象形文字のトンネルなの」


 「 ナニ?、象形文字のトンネルって」


「なんか、自分の知らない字や、象形文字やなんかが、


ビュンビュン飛んでくるわけ、自分めがけて、


その真ん中を、ビューンて突きぬけて飛んでる、のよ、わかる?」


 「 うん、・・・・なんとなく、


  それ、なんか意味あるのかな?」


「 あるんだろうね、・・・わかんないけど、


 あ、飛ぶっていえばね、もひとつ飛んでたよ、


 また、ちがうトコ」


  「どこ?」


「 なんか、鍾乳洞の中っぽかった!


 手をこんなに広げてね、ヒューって、上に天井があったから、


土みたいな、その天井がどこまでいっても終わりがない感じで、


 下には、ミントグリーンの湖があって、すぐ上を飛んでるの、


水しぶきが、かかるのがわかったよ、


 ず~っと飛んでても、まだまだ広い感じだったけど、


どこか、まだダレにも知られてない、鍾乳洞でもあるのかな・・・


考えらえないくらい、巨大な鍾乳洞!」



あるのかも、


それとも、ちっちゃいちっちゃい虫になって、飛んでたとか、さ。


 


    つづく