行きました、
午後四時、ご神木の前に、神官の皆様、巫女さん、
そして、氏子の善男善女、五十名ほどで、
執り行われました、
前の年は、雪がちらつく中での、大祓で、
着ぶくれした 私たちと違い、決められた装束の、
神職の皆さんの いでたちが、とても寒そうで、
大変なお仕事だと思ったものですが、
今回は、暖かい 午後の陽射しの中、
風もなく、
厳かに、神事は進んでゆきました、
半年の間に、身や心に積もった 罪やケガレを祓うものですが、
先日の、ヘミシンクで、
この、ご神木のヴィジョンを 見せられた、アイさんも
参加しました、
「 前から、思ってたんだけど、このご神木は、鹿の角に似てるよね」
そう言われて、見てみると、
たしかに!
樹齢800年と いわれる、大楠の幹は、
途中から、見事に左右に分かれ、
その先も、それぞれが いくつも、枝を分けて、
空に伸び、
正に、巨大な牡鹿の、角のようなのです。
鹿児島の鹿児とは、小鹿のことだとすると、
アイさんが見た、まだ神宮の建物もない頃の、ここは
鹿が沢山いる森だったのかも・・・・と、
そのご神木を前に、
厳かに、宮司の大祓の祝詞があげられます、
中で二回、他の神官の方たちの、「お~う」という呼びかけがあって、
一瞬 、辺りは 不思議な気に 包まれました、
続いて、二人の若い神官が進み出て、
両手で、高く掲げた麻布を、
ピリピリ、ピリと裂く、
布裂きの神事が 行われました、
それは、氏子が、身を清め、祓った形代(かたしろ)と ともに、
苽(まこも)の 茣蓙(ござ)に くるんで、上に運び
最後に、お焚き上げをされるのです、
低頭して、大祓を ききながら、
一年の感謝を、思っていました、
特に、つい先日の、ホノちゃんの 目の怪我が、
小難で、すんだ事、
初めて、家族全員で、参加できたことに大満足で、
「 これで、もう安心!」と、
迎えた 年越しのはずでしたが、
夜 八時ころ、
ホノちゃんの様子が、どうもヘン、
いつもより、暖房の効いた部屋なのに、
「 さむい、さむいよぉ」 と震えているので、
おかしいねと、
熱を測ってみたら、39度!
あわてて、布団にくるみ、
様子をみると、
すぐに、今度はあつい、あついと言いだし、
熱も、40度になってしまっていました、
脇と おでこに、冷えぴたを貼り、アイスノンの枕で
冷やしても、
熱は、一向に下がらず、
当番医を探して、病院にかけつけるつもりで、
とりあえず、冷たい物を欲しがったので、
少しアイスを 口に、
すると、お腹がすいてた事も 思い出したのか、
そのあと、大好きな、トロのお刺身も 欲しがり、
ペロリと平らげ、
ジュースを ごくごく飲み、ヒエピタを片手で押さえながら、
ついに、パズルを始めました、
そして、
丁度、年が明けるころ、
まるで、その時間を待ってたように、
ス~っと、熱が引き出し、
何事もなかったように、治まってしまったのです、
薬もなく、いつの間にか、
もう少しだけ、
残っていたに違いない、
ホノちゃんの 「ケガレ 」を、
神様が、祓い清めて下さるための、
そのための
急な、熱発だったような気がします、
つづく