前々回の記事にてもお伝えしたように、今、愛猫タミオは重い病で苦しんでいる。
タミオは今、大嫌いな動物病院で、静脈から入れる点滴を一日がかりで受けている。
先日の東大農学部の動物医療センターの診断では、タミオは感染症ではなかったのだが、
腎臓の検査の値が飛び上がる程 悪く、出来る治療は無い!
…という、厳しい結果であった。
私は、出来る限りのことをする覚悟で、家で注射をすることにした。
もちろん、医者の指導の下である。…これは、皮膚に射す点滴だ。
腎臓の悪いネコ用の食事も裏ごしして注射器に入れて、食べさせていたが、
昨日の夕方、今朝と吐いてしまったため、今日、急遽動物病院に連れて行った訳である。
三歳の時に大病をして、何週間も動物病院に入院したタミオは、
今でもそのトラウマから脱け出せず、注射器で口に食料を入れる時、
ブルブル震えるのが、抱っこしている私に伝わってくる。
注射器で口に食料を入れることは、三歳の時の動物病院の担当の先生が始めてくれた。
三歳の時も、最終的には、まだ完治していなかったが、当時のタミオには
入院へのストレスが強かったため、敢えて入院を避けて、家で注射器で食料を押し込んで、何とか回復させることが出来た!
だから、今回も家で何とか出来るかもしれないとすら感じて、
12月1日から全力で頑張ってみたが、やはり病の進行のスピードが
遥かに速く、今日の動物病院にての点滴となった訳だ。
一方、私は今、一年の中で仕事の上でも一番辛い時を迎えている。
コスモスの会では、発表会の小品集の振り付けを12月ラストの4日間と
年始に行うスケジュールを組んでいるが、これが一番しんどい。
毎年、振り付けには苦しむが、今年は難しい物が多く、辛い!
生徒に振り付けられるためには、不器用で凡人の私は、大変な努力を必要としている。
今、明日のことを考えると恐くなる。
しかし、仕事から逃げる訳にはいかない。
ブログを読んでくれて、事情を知っている生徒もいる。
「タミオ君の病気が治らなくても、自分がバレエを頑張って、
先生を幸せにして、先生からタミオ君に嬉しい報告が出来るようにします!」
と言ってくれた生徒がいる。
その生徒の心の成長が嬉しく、涙が溢れた。
これから何が起きても、仕事はしっかりやりたい。
私の応援団のタミオのためにも頑張りたい。
先は全く分からないが、タミオも長い点滴を頑張って受けている。
私も負けずに頑張って、タミオの世話と仕事をしっかり両立させなくてはならない。
タミオは長い入院はしないと思う。
医学的に出来る治療は無い!…とのことだから。
笹本瑞江