幼なじみから
珍しい、さつま芋の「つる」を頂いたので
煮物を作ってみました
ちょっと、蕗(フキ)にも似ていますが
蕗よりも、シャキシャキ歯ごたえがあって
「わ~!なんじゃこれ、美味し~~!」
を三連発してしまいました
さつまいものつる(正確には葉柄)というと
戦後の食糧難を経験された方にとっては
暗いイメージしかないかもしれませんが
ビタミンC、E、K、カルシウム、ポルフェノールなどの栄養素がたくさん含まれていて
たんぱく質がレタスの約3倍
食物繊維はキャベツの約2倍と
栄養価の高い食材だったのですね
私は、出汁、お酒、みりん、濃い口醤油で
味付けをしただけの
シンプルな料理にしましたが
和え物、酢の物、天ぷら、サラダ、味噌汁
煮びたし、炒め物など、色々出来そうです
よく似た食材に
「ずいき」がありますが
ずいきは、はすいもや里芋類の葉の部分で
栄養的には、脂質は含まれず
低カロリーである上に
マンガンやビタミンKといった
特定の栄養素が高い食品です
マンガンは不足すると
様々な代謝機能に影響するので
ときどきはマンガン補給として
ずいきを使った料理を
食事に一品加えるようにしたいですね~
マンガントーク
じゃなくて
マシンガントーク
が続きそうなので
このあたりで、おしまいにしようと思うのですが
ついでと言っては、何ですが
ずいきを干したものを
「いもがら」と言い
日持ちするので
昔は非常食として利用していたようです
でも、私は、いもがらというと
宮崎県の民謡
『いもがらぼくと』をすぐに思い出します
「いもがらぼくと」は日向の男性の代名詞
里芋の茎で作った木刀のことで
見掛けは頼もしく立派だが
中は空洞でたたいても痛くないという
お人よしの人柄を指しているとか
「日向かぼちゃ」は名産のカボチャを指し
ちょっと見には色が黒くて
小ぶりで派手さはないが
その実おいしさは最高
しかも芯のしっかりしている働き者
そんな日向乙女を例えているのだそうです
【いもがらぼくと】
作詩 小野金次郎 作曲 小沢直与志
昭和28年
唄 不明
1 腰の痛さよ山畑開き
春は霞の日の長さ
焼酎五合の寝酒の酌に
おれも嫁女がほしゅなった ヤレ
(もろたもろたよいもがらぼくと
日向かぼちゃのよか嫁女)
2 鞍に菜の花ヒャラヒャラヒャット
七つ浦から赤毛布
可愛嫁女はシャンシャン馬よ
今年ゃ田植えも二人連れ ヤレ
(一番に同じ以下省略)
3 種は万倍取り入れ日和
まこちめでたや出来秋の
飲みにござれや祝いの酒を
かかも珍し長着物 ヤレ
(一番に同じ以下省略)
4 ヤイヤ霧島大雪じゃがい
大根千切り手が痛やや
おれも出年ははすぐ人の親
きつや辛かと言ちゃおれん ヤレ
(一番に同じ以下省略)
歌詞はちょっと違いますが、こんな曲です~