被爆体験伝承者について  昨日のブログの続きです | 頸椎と骨盤矯正の 秋桜カイロ ブログ 

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昨日のブログの後半で

ドラマ『かたりべさん』のことに触れました



二年前の平成12年から

広島市は、三年計画の事業として
被爆体験伝承者の育成をはじめました
(被爆体験証言者の育成は2年)

市が初めて募集した
12年度の1期生は

11都道府県から137人が集まり
現在、108人が15年度からの活動開始に向け
研修を続けています



実は、私もこの一期生でした



最初の2年は、原爆投下に至る歴史や
被爆の実態を学び、会話の技術などを習い

被爆者23人のうち自分が引き継ぎたい被爆者を決め
それぞれの被爆体験を学びます

代弁者として自分が語る内容を
文章にまとめ
広島市と被爆者から伝承者として認められれば

最後の1年で実習をした後、修学旅行生らに被爆体験を伝えるのですが


勉強を進めて行くうちに


『実際に、当時、その場に居たわけではなく
被爆体験もしていないのに、言葉で、伝える事ができるのだろうかはてなマーク

とか

そもそも、体験もしていないのに、伝える資格なんてないんじゃないか!?

という思いが大きくなって行きました



そのことに加えて

最初の年、たまたま母が、突然病に伏し

三か月の入院期間を過ごしたのち

亡くなってしまいました



母が被爆者だったこともあり

母の死をきっかけに

原爆のことを、考えたり学んだり
目に触れることがとても辛くなりました




昨日、NHK広島放送局で行われた
【ドラマでたどる被爆70年フォーラム】の中で


今年制作された
『かたりべさん』を担当されたプロデューサーの
お話がありましたが


その時も

「伝承者になるための勉強をしている多くの人が、自分にはそんな資格があるのだろうかと
自問自答している」


というお話がありました


さらに、伝承者をめざす人だけでなく

当時、被爆を体験した“証言者”の方でさえも

「自分は後から入市して、直接体験していないから語る資格がない」とか

様々な理由で、自分には語る資格がないのでは
と、自問自答をしておられるということをお聞きして

びっくりしました


『そんなことを言っていたら
“本当に語る資格があるのは、被爆して亡くなった人だけになってしまう”という話になりますよね』



というプロデューサーの言葉に

とても、胸を打たれました



亡くなった人は、
もう、何も、語ることは出来ません



だとしたら

生きている者が

語り継がなければいけないのですよね



たとえ、ご本人からの言葉が100%として
伝承する人の言葉が、その10%しか伝えられなくても


0%よりは、ましなのですから
!!


そんなことも含めて

ドラマ『かたりべさん』を
ぜひ、ご覧になってほしいと思います


≪放送時間≫
8月1日 午後7時半~8時43分(中国地方版)
8月3日 午後4時~5時27分(全国版)



長くなりましたが
最後までお読み頂き、有難うございました。




クローバー今年も
7月31日まで下記の要綱で
証言者と伝承者を募集しています
ダウン
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1335957115477/index.html