夏のご馳走、枝豆。
茹でで鮮やかな緑に輝くそれは思わず手を伸ばさずにはいられない。
しかしそれは山あり谷ありの物語の始まりだ。
物語は「美味しそう!」で幕を開ける。
早く食べたい! 山盛りの中から枝豆を手に取り、プチっと頬張る。
軽く噛み、豆を口の中へ押し出す。
皮についた塩味と、豆の甘さが混ざると
暖かくても冷えていても旨い!
最高のスタートを切ったストーリーはしかし
そのまま予定調和には進まない。
3つか2つ入っているように見えるが
たまにハズレもある。
裏切りが発生する起承転結の承。
すると物語に新たに発生する、
あたりかハズレかというクジ要素の目線。
あたり!ハズレ!あたり!あたり!
たまにハズレがあることで、あたりの有り難みが増す不思議。
しかもそれは、皮に覆われているため
見た目では分かりにくい。
食べてみないとわからないという
お化け屋敷のようなエッセンスもある。
ようやく自分がそんな物語に馴染んできたと思った頃、
起承転結の転が訪れる。
次はどっちだ?
完全にその視点で集中していると
押しすぎて豆が飛び出しちゃって家族がざわっとするスリル。
なんと家族を巻き込むこんなダイナミックな展開になるとは。
どうやらさらに注意深く進まないといけないらしい。
今度は飛ばさないように注意をしながら
再び当たりハズレの2択に挑むゾーンへ。
その繰り返しは、最後まで食べる者を飽きさせない。
裏切り、当たり外れ、スリル、そして美味しいカタルシス。
小さな食べ物だけど、エンタメ要素がギュッと詰まったドラマチックな食べ物だ。
と、大げさに書くとそんな感じだと思った。
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