一畑電車は、ほとんどの列車が「ワンマン運転」
島根県松江市と出雲市を結ぶローカル線「一畑電車」。
松江城と出雲大社を観光するのに便利な路線です。
宍道湖や出雲平野の美しい車窓を眺めながら、
水の都の城下町・松江市と
神々の故郷・出雲市を移動できます。
9月29日からは、
小泉八雲・小泉セツ夫妻をモデルにした
NHK朝ドラの連続テレビ小説「ばけばけ」の
放送が始まります。
松江に移り住んだ1890年、
出雲大社に参拝した小泉八雲。
外国人として初めて、
出雲大社の本殿の昇殿を許されました。
その翌年には、妻のセツと一緒に
稲佐の浜や日御碕を訪れており、
その後出版した自身の作品でも紹介するほど、
この大社の地を気に入っていたそうです。
小泉八雲記念館や小泉八雲旧居、月照寺などの
「松江の小泉八雲のゆかりの地」を巡った後に、
一畑電車で出雲市大社町に移動し、
「出雲の小泉八雲のゆかりの地」を
巡るのもおすすめです。
また、10月4日からは、
プロバスケットボール・Bリーグの
「島根スサノオマジック」の
2025-26シーズンが始まります。
今シーズンのスサノオマジックは、
本来のホームアリーナである松江市総合体育館が
改修工事で使用できないことから、
出雲市の島根県立浜山体育館「カミアリーナ」で
公式戦を開催します。
「カミアリーナ」の最寄り駅は、
一畑電車の「浜山公園北口駅」です。
旧暦10月の神在月に執り行われる
出雲大社の「神在祭」
(今年は、11月29日~12月6日)の期間と
正月三が日は、
出雲大社周辺の駐車場や道路が大変混雑するため、
一畑電車のご利用が便利です。
松江・出雲観光で、一畑電車を利用される皆様。
一畑電車では、
平日朝の特急列車「スーパーライナー」や
臨時列車を除き
「ワンマン運転」を実施しています。
ワンマン列車は、「無人駅」では
2両目のドアが開きません。
松江しんじ湖温泉駅・雲州平田駅・川跡駅・
電鉄出雲市駅・出雲大社前駅以外の駅は、
すべて「無人駅」です。
(出雲大社前駅と川跡駅も、
早朝と夜間は「無人駅」となります。)
島根スサノオマジックの
今年の本拠地「カミアリーナ」の最寄り駅、
「浜山公園北口駅」も「無人駅」です。
今日は、一畑電車の「乗り方」をご説明いたします。
無人駅から乗車する際の注意点
無人駅から乗車される際は、
進行方向1両目の後ろのドアからご乗車ください。
その際、入口にある整理券発行機から、
「整理券」をお取りください。
(1日フリー乗車券などの
乗り放題の乗車券で乗車される方は、
整理券を取る必要はありません。)
なお、整理券を取り忘れると、
始発駅からの運賃を支払う必要がありますので、
ご注意ください。
1日に何度も一畑電車を利用される方や
往復で利用される方は、
1日フリー乗車券や往復切符の購入をおすすめします。
※1日フリー乗車券や往復切符を購入された方も、
進行方向1両目の後ろのドアからご乗車ください。
無人駅で降車される際の注意点
無人駅でお降りの際は、
進行方向1両目の前側、
運転席側のドアからお降りください。
その際、切符または運賃と整理券を運転士に提示して、
運賃箱にお入れください。
運賃は、前の電光掲示板の運賃表に表示されている
整理券と同じ数字の欄の料金を現金で支払います。
※運賃箱からはお釣りが出ません。
運賃箱についている両替機をご利用ください。
両替機には、5千円札・1万円札は使用できません。
あらかじめ小銭を用意しておきましょう。
なお、一畑電車では、
ICOCAやSuicaなどの交通系ICカードは
使用できませんのでご注意ください。
(駅の券売機では、ICカードの残高を利用して、
切符を購入することができます。)
※1日フリー乗車券などの
乗り放題の乗車券で乗車された方も、
必ず乗車券を運転士に提示し、
運転席側のドアからお降りください。
なお、松江しんじ湖温泉~
雲州平田・電鉄出雲市・出雲大社前の電車は
「一畑口駅」で、
電鉄出雲市~出雲大社前の電車は
「川跡駅」で
「スイッチバック」を行うため、
電車の進行方向が変わります。
無人駅でお降りの方は、ご注意ください。
これから、朝ドラ「ばけばけ」の放送開始、
島根スサノオマジックの公式戦、
神在月の「神在祭」などで
盛り上がりを見せる出雲地方。
出雲地方を観光される際はぜひ、
一畑電車をご利用ください。