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☆ 海外ドラマ押し ☆ ~おっさんレビュー~

懐かしい・新しい時代にとらわれず、ドラマや映画(海外・国内)をレビューしていきます。

 

2019年第91回 アカデミー賞の最優秀主演女優賞、助演女優賞を獲得した作品で、アン女王を支えるサラとアビゲイルの実際の関係を、性と権力という欲望と嫉妬を絡めた脚色をして表現した作品です。

    【ジャンル】 歴史ドラマ
    【監督】    ヨルゴス・ランティモス
    【脚本】    トニー・マクナマラ
    【出演】    アン女王(オリヴィア・コールマン)
          アビゲイル・メイシャム(エマ・ストーン)
          マールバラ公爵夫人サラ(レイチェル・ワイズ)
    【制作国】  英国・米国・愛蘭(スカーレット・フィルムズ他)
    【公開】    2019年2月

この映画は、アン王女、サラそしてアビゲイルの、ほぼ3人で演じられた映画と言っても過言ではないと思います。他の登場人物は全て脇役です。
アン王女は側近となり支えたサラに対しては親友という気持ち接していたが、やがてサラの政治思想がアン女王と異なることで疎遠になり、
サラの代役としてサラの従妹のアビゲイルを側近にして政務を行った。そして、やがてサラを追放するという歴史上の事実に対して、
アン女王とサラ、アン女王とアビゲイルの間に同性愛関係という関係を持たせ、サラとアビゲイルの間には、女王に対する嫉妬と側近としての権力への執着という思いを持たせ、3人の歴史上の事実関係を表現することで、アン女王の苦悩や葛藤そして孤独感を鮮明に浮き出させていると思いました。

ただ性行為の表現が間接的だが効果的な表現をされていて、そういうシーンではちょっと気恥ずかしい感じがしました。
カップルで一緒に観ない方が良いかもね(笑)

宮殿や衣装の綺羅びやかさと光、そして音(バロック調の音楽)が非常に上手く融合していて、完成度が高い作品だと、思いました。
ストーリーを楽しむというよりは、演技を楽しむという感じの映画だと思います。
2018年と2019年のアカデミー賞最優秀主演女優賞のエマとオリヴィアが演じているのですから、
この映画は観ておくべきでしょう。

 

助演女優賞のエマとレイチェル(両脇)、

最優秀主演女優賞のオリヴィア(中央)