アカデミー賞「外国語映画賞」、カンヌ映画祭「 コンペティション部門 パルムドール」、日本アカデミー賞「最優秀作品賞、最優秀主演女優賞」「最優秀助演女優賞」、他沢山の賞を獲得した是枝裕和監督のヒューマンドラマ映画。
【ジャンル】 ヒューマンストーリー
【監督】 西川美和
【出演】 柴田治(リリー・フランキー)
柴田信代(安藤サクラ)
柴田亜紀(松岡茉優)
柴田翔太(城桧吏)
柴田初枝(樹木希林)
ゆり、りん(佐々木みゆ)他
【制作国】 日本(GAGA)
【公開】 2018年6月
家族全員が血縁関係の無い疑似家族で、初枝の年金と治の日雇い労働賃金、信代のパート代と、亜紀の風俗での給料、治と翔太が万引きしてきた物で生活していた家に、治と翔太が親に虐待を受けて寒空のベランダで泣いていた「りん」を見つけ、連れ帰るところから物語は始まります。
タイトルの「万引き家族」にある通り、治と翔太の万引き、信代はパート先のクリーニング工場で衣服のポケットから見つけたアクセサリーなどを持ち帰る、初枝はパチンコ屋で隣の席の出玉をくすねる、夫の後妻の子供(亜紀の親)から慰謝料を無心すると、あまり気分のいい話ではないのですが、この家族全員の間にある、本物とも偽物とも言えない家族愛がとても繊細にキャストの素晴らしい演技で表現されています。
「りん」と「信代」の本当の母子のような様子や、「亜紀」と「初枝」の本当の祖母と孫のような様子など、非常に感動的に表現されていました。特に、最後の「信代」がすべての罪を被る場面の「安藤サクラ」さんの演技は素晴らしかったと思いました。
物語は今一だけど、全てのキャストの演技が素晴らしい作品です。
ただ、私としてはもう少し、「りん」に対するテーマ(虐待)について、もっと強烈に訴えて欲しかった。
亜紀(松岡茉優さん)が初枝(樹木希林さん)に甘えるシーン。

