新潟でフラッグフットボール、アメリカンフットボールの普及を目指す -28ページ目

新潟でフラッグフットボール、アメリカンフットボールの普及を目指す

新潟でフラッグフットボールとアメリカンフットボールの普及を目指しています。
フラッグフットボールの力でいじめや不登校の無い社会と豊かなスポーツ文化を。
スポーツとビジネス関係の話題を中心に更新したいと思います。

簡単な要旨です。

1.スポーツをする人のニーズは多様で、軽くやりたい人もいれば激しくやりたい人もいる。

2.スポーツのあるべき姿は競技者それぞれのニーズに合わせた「顧客視点」で指導体制を作るべきだ。

3.部活動は学校に一つしか作れないので特定のニーズに合わせるしかなく、部活動システムは顧客視点になっていない。

4.総合型地域スポーツクラブは、その解決策になりうる。

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昨年あたりから名古屋大学大学院准教授の内田良氏が部活動(主に運動部)のあり方について問題提起をされています。

(参考)

なぜ中高の「部活動」は"強制"になったのか?

組体操事故、過重な部活動……教育現場のリスクが放置される理由

「部活週2休」有名無実化 文科省の指針



内田氏に限らず、部活動が抱える問題については

・教師の負担が大きすぎる。

・体罰の温床になっている。

・勝利至上主義になっている。

のような指摘がされています。


その解決策として、教師の負担が大きすぎることに対しては部活指導員の導入が考えられていたり、体罰に対しては文部科学省が厳しく禁止するといった措置が取られて状況は良くなり始めてはいます。



しかし、部活動はそのシステムに限界があると思います。

今回はこの部活動の問題について、「スポーツのあるべき姿」という視点からその限界について掘り下げてみようと思います。


スポーツのあるべき姿とは?

スポーツのあるべき姿を考える上でヒントになるのが国際スポーツコーチングフレームワークとその基盤になっていると考えられるイギリスのUKコーチングフレームワークです。

国際スポーツコーチングフレームワークは国際コーチングエクセレンス評議会オリンピック夏季大会競技団体連合などが提唱しているあるべき指導体制のフレームワークで、イギリスの独立行政法人のNational Coaching Foundation(全国コーチング基金?)が提唱しているUKコーチングフレームワークがその基盤になっていると考えられます。


この2つのフレームワークの中で謳われているのは

「コーチングは競技者のニーズを中心に考えなければならない」

ということです。


そして競技者のニーズは

①競技者の志向

②年齢や発達段階

の2つである程度属性を分けることができ、それぞれのニーズに合わせた指導を行うべきであるとされています。


つまり、スポーツの指導体制は競技者=顧客の視点で整備されなければならないのです。

これを示すわかりやすい図がParticipant Development Model(以下PDM)です。





この縦軸は年齢・発達段階を示しています。

簡単に言うと、上に行けばいくほど大人になっていくということです。

横軸は競技者の志向です。

右に行けばいくほど高い競技力を重視し、左に行けばいくほど競技に参加することを重視する志向を表しています。

図の中にかかれている文字はそれぞれの位置のセグメントを示しています。

例えば子供の年代(図の下部)のActive Start~Learning to Play and Practiceまでは一部(Talent Development (Early Specialization))を除き子供の志向に関係なく指導を行っていくということを示しています。

各カテゴリの詳しい指導方法はここでは割愛します。

詳しくはTHE UK COACHING FRAMEWORK Participant Development Model User Guideをご覧ください。

この図は細かくカテゴライズされいますが、大きく分けると次の図のように4つの属性となります。



①子供属性

②参加志向属性

③競技力発達志向属性

④高度競技力志向属性


子供属性では、運動の楽しみを覚えながら基本的な動きを習得させるような指導をします。

参加志向属性では、ブランクがある人に再び競技の楽しさを覚えてもらったり、健康促進や仲間との関わり、娯楽といった競技者のニーズがあるので、それに対応した指導を行います。

競技力発達志向属性では、才能開発や全国大会の出場といった競技者のニーズに応える指導をします。

高度競技力志向属性では、オリンピックなどの国際大会を目指します。


また、このPDMのその他の重要な考え方として

・多様な競技環境を設け、もし現在競技者がいる競技環境が物足りなかったり、逆に要求が高すぎたりした場合に容易にニーズに合った競技環境へ移れるようにするべきである。

・若年時の特定の大会での勝利を目指すような短期的な視点ではなく、長期的な視点に重きが置かれるべきである。

という2つがあります。

これらも顧客視点に立っているからこそ、合わない環境からは移動できる、長期的なメリットを重視するという考えが生まれてくるのではないかと思います。

以上が海外のフレームワークから考えるスポーツのあるべき姿です。





部活動の限界

スポーツのあるべき姿を踏まえて部活動を見てみると、その限界が見えてきます。

それは「部活動が顧客視点ではない」事からくる限界で、すなわち部活動システムでは参加志向属性か競技力発達志向属性のどちらかに全員を当てはめなければならないこと、だと言えます。

スポーツをする人の志向は多様で、PDMに照らし合わせて中高生を大きく分けても①参加志向属性と、②競技力発達志向属性、の2つが存在します。

同じ学校のなかでも2つの属性の生徒が存在しますが、通常は一つの学校に同じ競技の部活は一つしかないために、その競技をやりたい人のうち、どちらかの属性の人はもう一方の属性に合わせなければなりません。

競技力発達志向属性に合わせられた場合は、軽い頻度で仲間と楽しくやって健康や娯楽を感じたい参加志向属性の生徒がその競技を続けるためには、競技力発達志向属性で継続する苦しい道を選択するか、競技から離れてしまうしか方法が無くなってしまいます。

参加志向属性に合わせられた場合は、競技力発達志向属性の生徒は物足りないと感じ、常に不満を抱えて部活動をするようになり、人間関係を悪くしてしまうことが考えられます。

このような事態は合わせられた競技者にとって非常に不幸なことですし、競技界全体にとっても不利益だと言えます。





解決策は?

前述した問題は、その競技の部活動が学校に一つしか作れないことが原因でした。

なので解決策は、学校の外でその競技ができる環境を用意して部活動と属性をすみ分ける、ということが考えられます。

実は現在まさにその役割を期待されているのが総合型地域スポーツクラブなのです。


(参考)
総合型地域スポーツクラブとは、文部科学省によると次の様な特徴を持ったスポーツクラブをいいます。

・複数の種目が用意されている。(例サッカー、バドミントン、水泳等)

・地域の誰もが年齢、興味・関心、技術・技能レベルなどに応じて、いつまでも活動できる。
 (子どもから高齢者まで、初心者からトップレベルの競技者まで)

・定期的・継続的なスポーツ活動を行うことができる。

・個々のスポーツニーズに応じたスポーツ指導が行われる。

・地域住民が主体的に運営する。



ただ、まだ日本で総合型地域スポーツクラブの数は足りていません。

開設準備中も含めると平成26年度において全国で約3,500クラブです。

中学校区に一つ、というのが文部科学省の目標ですので約10,000クラブが必要ということになります。

クラブの数も、クラブを経営する人材も足りていないというのが現状ですが、着実に数は増えていっているのでこの調子で部活動の限界を補完できる存在になってもらいたいですね。


NewsPicksであまり注目されない「スポーツ」カテゴリですが、

たまには注目してもいいんじゃない?

ということで「スポーツ」カテゴリに生息しているPickerでおそらく一番ヘビーユーズしている私が何名かPicker(編集部含め)をご紹介したいと思います。

※アクティブでないPickerはあげていません。
※勝手にご紹介して大変恐縮ですが、お名前を削除したほうが良い場合はご連絡下さい。

<PRO>
まずはプロピッカー。
次原さんは運営にはスポーツカテゴリにはされていませんが、スポーツに入れるべきだと思いましたので載せました。

これまでは岡部さんだけがかなりPickをされていた感じでしたが、並木さんと次原さんが加入されてスポーツカテゴリが盛り上がってきたなあという感じです。

皆様素晴らしいご見識をコメントに盛り込まれています。

為末大プロ
    加藤未央プロ

並木裕太プロ    岡部恭英プロ

井上友綱プロ    次原悦子プロ

<NP中の人・オリジナル記事ライター>
NewsPicksの編集部や運営などの中の人と、オリジナル記事を書かれている方々です。

いつもスポーツ系のオリジナル記事は楽しく読ませてもらってます!

木崎伸也さん    氏原英明さん

中島大輔さん    上田裕さん(テニス)

金子達仁さん    上野直彦さん

小谷紘友さん    木下渉さん(相撲)

Yusuke Konishiさん

<プロスポーツ現場>
プロスポーツの現場で活躍されている方々です。
現場からの視点でのコメントはいつも勉強になります。

青木真也さん(格闘技選手 ONEFC , DREAM , 修斗チャンピオン)

小林浩宣さん(鹿児島ユナイテッドFC)

芹田晋平さん(東北楽天ゴールデンイーグルス)

園部祐大さん(名古屋にプロバスケットボールチームをつくろう)


河村佳太さん(スポーツ系)

玉井悠野さん(プロスポーツチーム スタジアム事業担当)

平安山良太さん(ブラジル サッカー監督)

<スポーツビジネス専門家>
教育機関や研究機関、企業のスポーツビジネス専門家の方々です。
理論的なことや他の事例など、広い視野からの深いコメントをしていただけます。

馬場渉さん(SAP バイスプレジデント)

福田拓哉さん(新潟経営大学 准教授)

舟橋弘晃さん(早稲田大学スポーツ科学学術院 助手)

遠藤涼介さん(専門学校 教職員)

酒井翼さん(早稲田大学、TOKYO CITY F.C.選手兼デジタルマーケター)

大垣伸悟さん(株式会社ギガスリート 代表取締役)

里崎慎さん(デロイトトーマツFA スポーツビジネスグループ サッカー担当 Vice President)

<ライター・ブロガー>
スポーツライター、スポーツブロガーの方々です。
非常に詳細なデータを引用してコメントして頂けたりするので大変ありがたいです。

柴川友次さん(野球)

内藤秀明さん(サッカー)

西原雄一さん(サッカー)


<その他論客>
その他にスポーツ系の論客はたくさんいます。
皆様専門家に負けず劣らずの素晴らしいコメントが光ります。
肩書きは省略して御名前だけ載せさせて頂きます。

Matsushita Yusukeさん(サッカー)    RSKさん

Nobutoki Moritoさん
     佐藤伊織さん

杉原大輔さん    宇野祥平さん

鈴木高徳さん    福原俊晴さん

熊茶さん(ラグビー)    閑日月さん

加藤スウィフトさん(サッカー)    ishii takeshiさん

Kei Haraさん    Suzuki Yuuyaさん

網谷勇志さん(相撲)    田添忠彦さん(ランニング)

Oka Masatoさん(格闘技)    Hirokazuさん(サッカー)

kimitoさん(格闘技)    大内悠芳貴さん

高橋健太さん(サッカー)    としさん(卓球)

島次郎さん(テニス)    Kayama Kentaroさん(テニス)

Hata Akinoriさん    熊本拓真さん

森日出三さん(サッカー)    KJさん

福江孝史さん    大橋礼典さん(野球)



以上です。

もちろん、上記以外のPickerで素晴らしいコメントをされるPickerもたくさんいらっしゃいます。

数が多くて今回私が載せ漏れている方は申し訳ありません。

ご指摘いただければ載せさせて頂きます。


スポーツカテゴリ興味なかった方々も、このまとめでもう少し注目して頂けると嬉しいです!