衣類を絡まりや型崩れから守るため、シャツや下着、靴下まで洗濯ネットに入れて洗っていたりしませんか?

ネットに入れる量を増やせば、それだけ衣類にやさしくなるようにも思えますよね。

でもネットは多く使うほどよいとは限らないようで、ネットに衣類を詰め込んだり、ネットに入れた衣類だけで洗ったりすると、洗い・すすぎ・脱水の性能が低下したり、脱水時に衣類が片寄ったりする場合があるようですよ。

 

洗濯ネットは「すべての衣類を包むもの」ではなく、傷みや絡まりが気になる衣類を必要な範囲で守るものであって、衣類保護と脱水の安定性を両立するには、使う対象と量を選ぶことが重要なんです。

 

洗濯ネットが役立つのは、レース付きの下着やストッキング、薄手のデリケート衣類、小物類などで、靴下やハンカチなどの小物は、ドラムの隙間に入り込むのを防ぐ目的もあります。

 

一方、ジーンズやタオルケット、バスタオルなど、水を含みやすい衣類や大きな衣類は、ネットに入れない対象なっていることも多く、毛布・ふとん・ジーンズ・バスタオルなどもネットに入れない衣類。 

 

この違いは、ネットの役割が衣類によって異なるためで。デリケートな衣類では、ほかの衣類との摩擦や絡まりを抑えることに意味があり、厚手の衣類や大物をネットにまとめると、衣類を守る代わりに、洗濯槽の中で大きく重い塊を作ることになってしまうんです。

 

そもそもネットの中に衣類をたくさん入れると、洗濯中に水を含んだ衣類が一つにまとまってしまい、入れすぎると洗い・すすぎ・脱水の性能が低下したり、脱水中の片寄りの原因になったりするんです。

 

衣類を傷めたくないからといって、ネットに詰め込む量を増やすと、ネットの内側まで洗濯液やすすぎ水が行き渡りにくくなりますし、脱水時には重さが一か所に集中しやすくなります。

 

ネットは衣類同士を分けるものであると同時に、入れた衣類をひとまとめにしてしまうものでもあるのです。

 

とはいえ、少量の下着や小物だけをネットに入れて洗う使い方も、脱水では注意が必要で、少量の衣類でもネットに入れた場合、脱水時のバランスを取るため、ネットに入れた衣類の量以上の衣類を一緒に入れるほうがいいみたい。

 

洗濯槽の中にネット入り衣類だけがあると、重さが一か所に集まりやすくなってしまうので、そこでネットに入れた衣類より多い量の衣類を組み合わせ、槽内の重量を分散させる考え方が推奨されています。

 

ただし、ネットを増やせば解決するというものでもなく、複数のネットを使っても、それぞれに衣類を詰め込んだり、重いネットだけが槽内の一か所に集まったりすれば、片寄りは起こり得ますし、個数よりも、ネットごとの量と洗濯物全体の重さが重要となります。

 

洗濯ネットの使い方では、まず衣類の種類を見る必要があり、レース付き下着やストッキング、絡まりやすい小物は、適したサイズのネットに少量ずつ入れるのが基本で、小物とデリケート衣類を一つのネットに詰め込むのではなく、必要に応じて分けるようにしましょう。

 

シャツや普段着は、衣類の洗濯表示と洗濯機の説明書を確認したうえで、ネットが必要なものだけを入れ、ジーンズ、バスタオル、厚手の衣類、大物を大きなネットにまとめる使い方は避けた方がよいでしょう。