2024/05/26 山陽新聞

 太平洋戦争後に旧満州(中国東北部)に残った日本人の体験を聞く講座が6月15日、岡山市北区奉還町の岡山国際交流センターで開かれる。

 外国人の社会福祉を研究する広島大大学院の河本尚枝准教授が「日本人の中国残留と永住帰国後の生きづらさ」と題して講義するほか、中国からの帰国者を祖母に持つ語り部が祖母から受け継いだ体験談を語る。

 広島県民や研究者らでつくる実行委が中四国の各地で開いている講座の一環。満州の移民に関する写真とパネルの展示もある。

 午後1時~3時。参加無料。定員60人で、なるべく事前に申し込む。問い合わせは中国・四国中国帰国者支援・交流センター(082―250―0210)。