2009/08/16 北海道新聞

 「終戦の日」の15日、後志管内でも戦没者を悼み、二度と悲劇を繰り返さないよう平和を誓う集いが各地で開かれた。

 市民センター・マリンホール(色内2)で開かれた小樽市主催の戦没者追悼式には、遺族ら約250人が参列。正午に壇上の祭壇に向けて黙とうをささげ、山田勝麿市長が「尊い犠牲があったことを教訓として心に刻みたい」と式辞を述べた。

 このあと、市戦没者連合遺族会(豊島辰男会長)を代表して、井戸井アイさん(69)が「世代を超えて慰霊、追悼を続け、世界平和に貢献したい」と追悼の辞を述べた。

 小樽市生涯学習プラザ(富岡1)では、「09おたる終戦の日の集い」(実行委主催)が開かれ、約30人が参加した。札幌在住のソプラノ歌手、清水紫さんが中国残留孤児の母親の心情を表した「安東の子守歌」を美しい歌声で披露した。

 続いて、中国で終戦を迎えた、旧日本陸軍病院の看護師山崎幸さん(83)が「ハルビンの狭い収容所で日本人は腸チフスにかかり次々と死んでいった」と当時の様子を生々しく証言した。

 一方、岩内ユネスコ協会(本間文雄会長)主催の「平和の鐘・打鐘会」は、岩内町内の帰厚院鐘楼堂で行われた。

 5回目の今年は、子供からお年寄りまで約20人が参加。戦争犠牲者への追悼と恒久平和の祈りを込め、鐘をついて合掌した。

【写真説明】「打鐘会」で平和への願いを込めて鐘をつく参加者

【写真説明】小樽市戦没者追悼式で献花する参列者たち