2008/11/19 中国新聞
観音中(広島市西区)の夜間学級で日本語を学ぶ中国残留孤児の家族たちと、地元住民が十七日夜、観音小体育館でソフトバレーボールを楽しんだ。
夜間学級からは二十代、三十代の十三人、地元住民は約三十人がそれぞれ参加。身ぶり、手ぶりを交えて住民が基本を指導し、対抗戦の試合で盛り上がった。懸命にボールを追った好プレーには拍手を送り合った。
今回の交流は、観音公民館が「日本理解講座」の一つとして企画した。現在、夜間学級は、中国残留孤児の家族四十七人が平日午後五時半から九時まで、日本語の読み書きをはじめ、生活に必要な知識を身に付けている。
夜間学級二年のアルバイト王梅さん(30)は「優しい人たちばかり。来年も一緒にやりたい」と笑顔だった。(柳本真宏)
【写真説明】地元住民チーム(手前)と熱戦を演じる夜間学級の生徒