2008/11/16 宮崎日日新聞

 宮本安津(みやもとあつ)さん/残留孤児自立支援を20年
 一九八八年からボランティアで中国残留孤児や彼らが呼び寄せた中国人の自立支援を始め、九四年以降は宮崎市日中友好協会の役員も務める。約二十年、彼らに寄り添い、支え続けてきた。
 自らも大連で生まれ十四歳で終戦を迎えるまで、中国で生活。宮崎に移り住んだ八八年、通い始めた中国語講座の講師から日本語が理解できずに苦労している中国帰国者の現状を聞く。人ごととは思えず、支援の誘いを二つ返事で引き受けた。
 「料理人やホテル接客など仕事を得て自立する姿を見るのが一番のやりがいです」と静かにほほえむ。日本語を指導し習慣の違いを話すことで、日本での暮らしを手助けしてきた。「押し付けず、互いに尊重することなどこちらが教わることも多い」日々だった。
 今でも週一回中国語講座に通い「奥が深いんですよ」と話す。向上心は尽きない。宮崎市江平東町在住。七十七歳。