「いじめ」
数ある生徒指導の中でも、本当に指導の難しい問題です。
そんな難しい問題ですが、自分のクラスや学年で「いじめ」があった時、指導をした後に、いじめられた子に必ずかける言葉があります。
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いじめられた子が教師にSOSを出してきたときに、先生たちはもちろん一生懸命対応します。
ですが、
ここで良くあるのが
いじめた子が、
「告げ口した!」と言って、逆上し
「仕返し(これを仕返しと呼ぶのはおかしいんですが)」をしてくる場合。
(あるある~~~~~💦あんたが悪いんやんか・・・なんですけどね)
「いじめ」と言うのは、
「いじめる方」の一方的な身勝手な行動なので、理不尽な「仕返し」が続くことが多々あるんです。(もちろん、子ども同士のコミュニケーションはもっと繊細で複雑なので一概には言えないのですが、ここでは一方的ないじめに特化しています。)
そして、いじめられた子は、その「仕返し」が怖くてSOSを出せなかったり
SOSを出したけれど、「仕返し」されて、もうSOSを出せなくることがある。
なので私は、
指導が終わり、一旦、問題解決がなされた(ように見えた)後、
SOSを出してきた生徒に
「今回、いじめた子を指導したけれど、万が一また嫌なことをしてきたときは、『必ず』先生に言ってきてね。何度でも絶対に指導するから。100回やられたら101回言いにおいで。先生は絶対に逃げないからね。」
「そして、その(いじめた)子も、いじめをするような問題解決の仕方をするのは間違っているってことを学ばないといけないの。だから、その子のためにも絶対に諦めないで、必ず言ってきてほしい。」
と言います。
子ども達にとって、(中)学校は最初に出会う「社会」で、その自分の全世界であるコミュニティの中で「いじめ」に合うだけでも精神の消耗は激しいものです。
だから、必死の思いでSOSを出したけど、1回でそれが終わらなかった場合、
「絶望」する気持ちになるのです。
だから、1回目はがんばるんだけど、2回目は諦めてしまう。
そうなると、もう二度と彼らからSOSをもらうことはできなくなります。
なので、1回目の指導の後に
「もし、またあったら必ず言ってきてね。」と言う言葉をかけてあげる。
そうすることで、彼らは「またあるかも・・・。」と思っている不安な気持ちを先生がわかってくれていると感じられるし、
もし、またあった時にどうすれば良いかが見えるのです
そしてもう一つは、
彼らの考え方の傾向として
「その子が悪いこと(いじめ)をしているのを先生に言うと、その子が叱られる。それはかわいそう。」
と言う、嘘みたいな、優しすぎる思考もあるんです。(あんたは悪くない~~~)
なので、
その優しさを考慮した上で、
「いじめた子がしている人とのコミュニケーションの取り方は間違っていて、それを正してあげることはその子のためだから、先生に言ってきてね。」と言う言葉かけもします。
そうすることで、自分が正しいことをしているという気持ちになれて、先生へのSOSを出すのを後押しできる感じです。
いじめ問題は、一度で解決できるのが一番ですが、
子ども達の人間関係のスキルはそんなに上手じゃない。
何度も失敗して、学んで、また失敗して、やっとちょっとうまくなる。
そんな彼らへの指導は、教師の根気と粘り強さで成り立っていると思います。
だからこそ、この言葉かけで、子どもからのSOSが教師に届くように、万全を尽くして指導していくことが大切
少しでも、参考になれば良いな
書きたいこと多数に付き、例のごとくまとまりませんが、書き続けていきます
次は、「いじめっ子へなんて言う??」です❣
色んな生徒指導ポイントを少しでも多くの先生に伝えていきたい。
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