コソボで最も大切な日とされる独立記念日を祝う記念式典が、
コソボ政府や機関によって催されました。
この、国を上げてのお祝いイベントの様子を少し紹介します。
まずは、前日の様子です。
プリシュティナの中心部には、
NEWBORN と呼ばれる有名なモニュメントがあります。
独立記念日を彩るものとして、
このNEWBORNにコソボ独立を承認した国の国旗をペイントする、
という美しいイベントが開催されました。
準備から実際のペイントまで全てボランティアで行われ、
誰でも国旗のペイントに参加できるようで
多くの人が支援への感謝の気持ちをモニュメントに託していました。
もちろん、日本の国旗も描かれています。
コソボの人たちは、日本の協力を決して忘れません。
そして当日となる2月17日、朝からお祝いの式典が行われました。
コソボの大統領、首相が、コソボの独立に祝辞を述べ、
独立への道のりを支援した様々な国々への感謝の言葉が述べられました。
また、世界中からたくさんの祝辞がコソボに寄せられました。
コソボの国に貢献した人物への、政府からの功労者表彰も行われ、
街道を埋め尽くす観衆の祝福に応える様子が印象的でした。
式典では、コソボの軍楽隊に先導され、軍事的なものまで含め
様々なパレードが行われました。
また街では、記念コンサートのイベントも数多く行われました。
コソボフィルハーモニーの記念演奏会、子どもたちのための音楽会、
そして最後はマザーテレサ広場でのコンサートです。
夜の11時、最後のコンサートの終わりには、空を白くしてしまうほど、
たくさんの花火が打ち上げられ、お祝いムードは最高潮に達し
人々は互いに抱きしめ合っていました。