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昨日に引き続き、1年で論文式に合格された「うたたん」さんの勉強法解説動画を頼りに、私の公認会計士試験の勉強を振り返ります。

 → 【お勧め動画】公認会計士試験・短期合格者による簿記の勉強法解説動画―「内容の理解」が最も大事

 

昨日の記事でも少し触れましたが、公認会計士試験の勉強中に、「電卓を叩かない」勉強だ大事だと思いながら、なかなか実践できなかったところ、「うたたん」さんの「管理会計論」の勉強法解説動画では、まさに「電卓を叩かない」勉強=イメトレが語られていたんです。

 

さっそくこれについて紹介解説します。動画はこちらです。

 

 

この動画で語られている内容は以下の4つのポイントです。

 

①授業はとにかく大切にする

②何を問われているかをしっかり理解する(イメトレ)

③反射的に解き方が出るレベルまで繰り返す(イメトレ)

④理論はコスパが良いのでしっかり抑える

 

「①授業はとにかく大切にする」は昨日紹介した「簿記」でも挙げられていたポイントであり、「計算科目」では特に重要であるとされています。さらに、「うたたん」さんは、「管理会計論」は「簿記(財務会計論)」よりも、これがさらに重要だと語っています。

 

それはなぜか? 

 

まず、そもそも「①授業はとにかく大切にする」目的は、「内容の理解」をすること。

 

そして、この「内容の理解」とは何かというと、

「簿記(財務会計論)」で言えば、「実際の取引のイメージと、その仕訳の理解」。

「管理会計論」で言えば、「起こっていることのイメージと、それを様々なパターンの計算方法によって行う原価計算の理解」。

 

「簿記(財務会計論)」の「実際の取引のイメージ」に比べ、「管理会計論」の「起こっていることのイメージ」は、工場で働いたことがない人にとってはイメージしにくく、しかも「簿記(財務会計論)」は最終的に「仕訳」に落とし込めばいいのに対し、「管理会計論」では、「様々なパターンの計算方法によって行う原価計算の理解」が必要なため、「①授業はとにかく大切にする」の重要性は「簿記(財務会計論)」よりも「管理会計論」のほうが高いのです。

 

このように「管理会計論」は「起こっていることのイメージ」が難しいため、「問題を解いていても、今自分は何をやっているんだっけ?というふうになりがち」と語られていますが、ここは激しく同感ですね。

 

過去問を回転しながら、「今自分は何をやっているんだっけ?」ほんとよく思いました。

 

で、そうならないためには、「今この問題ではこういうことが起こっていて、こういうことを聞かれているんだというのをしっかり頭の中でイメージしないといけない」。そのために、「文章を読むだけではわからないようなイメージを、わかりやすい言葉でかみ砕いて教えてくれる予備校の授業はとにかく大切にする」ことが必要なわけです。(ほぼ、「うたたん」さんが動画で語っていることの文字起こしです…)。

 

私はこういう視点はこれまでなく、予備校の授業というのをかなり軽視していたことを痛感しましたね……。

 

なお、「うたたん」さんは「企業法」や「監査法」の勉強では予備校の授業をそんなに重要視していません。

あくまでも、授業が大切なのはあくまで計算科目です。それは上に書いたような「内容の理解」が計算科目では非常に重要だからです。

 

「簿記」でも、「内容の理解」のために「授業はとにかく大切にする」ことはさんざん紹介解説しましたが、また改めて強調しました。

 

で、管理会計論の勉強法解説動画でさらに重要なのは、次の②と③です。

 

②何を問われているかをしっかり理解する(イメトレ)

③反射的に解き方が出るレベルまで繰り返す(イメトレ)

この2つは「イメトレ」、つまり「イメージトレーニング」と書かれているように、電卓を叩いて計算しない問題演習なんですね。

 

ではなぜこの2つか?

 

「うたたん」さんは、「管理会計論」が苦手となるのは「試験時間が足りない」からとしたうえで、この「試験時間が足りない」原因として次の2つを挙げています。

 

・問題で何を問われているかがよくわからない

・解き方がすぐに出てこない

 

お気づきかと思いますが、上記のポイント②と③に対応していますね。

 

このうえで、この「問題で何を問われているかがよくわからない」ときに、やってしがちな、しかし効果のない勉強法について警告しています。その勉強法とは……

 

とにかく問題を解きまくること

 

うーん。耳が痛いです……。

 

うたたんさんは、この「問題を解きまくる」ことの弊害として、「どんどん機械的に解くようになってしまうこと」「そして、少しでも違うパターンの問題だと解けなくなってしまう」ことを挙げています。

 

うーーん。これも身に覚えありありです……。

 

で、そうではなくて必要な勉強法が、「この問題で何が聞かれているかをまず頭の中でイメージする」こと。

繰り返す、KTK(高速大量回転)すべきは、この「この問題で何が聞かれているかをまず頭の中でイメージする」ことなのです。これが、②何を問われているかをしっかり理解する(イメトレ)ですね。

 

しかし、「できない人に限って、普段、問題を解くときも最初から最後まで電卓を叩いたりして解いてしまう」

 

まさに私のことです…(苦笑)。 今、「管理会計論」勉強されている方は、私の二の舞にならないよう、この点、しっかり押さえておいてください。

 

そして、同じように「解き方がすぐに出てこない」をなくすためには、機械的に問題を解きまくるのではなく、問われていることに対してどう解くかという計算方法を思い出す頭の中のイメージトレーニングが重要になります。

 

とにかく、「管理会計論」の勉強でやってはいけないのが、「機械的に問題を解きまくること」。

 

心しておきましょう!

 

④理論はコスパが良いのでしっかり抑えるはいいですよね。

 

この動画は今年・2021年の3.11に公開されているようなので、試験前の早い時期に出会いたかったですね……。

もちろん、短答式・論文式で痛い目にあったから、この動画の意味がわかるようになったとも言えますが……。

 

まだ、痛い目にあっていない公認会計士受験生の方。

私の経験から、この「うたたん」さんの勉強法はほんと大事です!

ぜひ、チェックしてみてください!

 

ご意見、ご感想、ご質問はコメント欄までお寄せください。

 

宇都出

 

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