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学習コンサルタントの宇都出です。

 

こちら↓の記事でアップした動画の内容について、

【公認会計士試験&ミス-動画】管理会計論での2回連続のミスに学ぶ―ミスする原因となくし方

コメント欄に以下のようなご質問が寄せられました。

 

以下が寄せられたコメントです。

(動画を挿入したり、改行したり、一部編集しています)

 

動画視聴致しました。

 

 

理論を15分で解き、計算問題8問を残り、45分で取り組もうと思い、

前回の試験で失敗し、対策も十分なはずの同種の問題に取り掛かったものの、

前回と同じように、条件の読み違いにより思考停止。

残り30分で計算問題未解答という絶体絶命のピンチだったとの事ですが、

 

スポーツでいうところの、イップスになっているように思い、

こうなってしまったら、どうしていいものか動画を視聴してもわかりませんでした。

 

わかっているのに、いざとなったら、頭や体がうまく動かない。どうすればいいのでしょうか?

 

まず、「スポーツでいうところの、イップスになっているように思い」とありますが、

私の今回の例はそれに近いところはありますが、ちょっと違うと思います。

 

「イップス」について、日本イップス協会のホームページを見ると、こう書いてあります。

 

外部からのプレッシャーや自分の心の中で生じるプレッシャーによって普段は何も考えずにできていることが急にできなくなってしまうのがイップスと言われているものです。

 

確かに今回の問題も、試験本番というプレッシャーがなければ何も考えずに楽にできていたかもしれないので、

「イップス」のようなものとも言えます。

 

ただ、スポーツなど身体の動きに関わる「イップス」の場合、その瞬間に頭でわかっていても、

その思い通りに身体が動かないという現象です。

 

今回の私のケースは、その瞬間に頭でわかっていなかったことが原因であり、

頭の思い通りに身体が動かなかったわけではありません。

 

ここはよろしいでしょうか?

 

もし、今回、2つめの数値を出す際に、「これは時間価値を考慮しないんだ」と

頭でわかっていれば、何の問題もなく、その後の思考プロセスも働き、

もちろん、手も動いて正解を導き出せたでしょう。

 

で、「こうなってしまったら、どうしていいものか動画を視聴してもわかりませんでした」

とありますが、こうならないように動画を視聴してもらって私の失敗事例を通じて学んでもらっているんです。

 

そして、もしこうなった場合にできるだけ早く自分のミスに気付けるように

動画を視聴してもらって私の失敗事例を通じて学んでもらっているんです。

 

動画の最初の3分ほどを再度見てもらうと、

このあたりのことを語っているので参考になると思います。

 

もちろん、こうなってしまって途中でも気づけず、私と同じような失敗をする人もいるでしょう。

それでも、その失敗を振り返るときに、この動画のことを思い出してもらえれば、

その振り返りはより深いものになって、また同じ失敗をする確率は減らせるでしょう。

 

わかっているのに、いざとなったら、頭や体がうまく動かない。どうすればいいのでしょうか?

わかっているのに「体」がうまく動かない、というのはまさに「イップス」ですが、

それは本当に大変ですし、正直わかりません。

 

今、書きながら、試験勉強において、「頭」と「体」の不一致に近いことを経験したのを思い出しました。

 

それは、問題文にある「3」という数字を下書き用紙に「8」という数字で書いてしまうという症状です。

 

簿記の勉強をし始めた当初、何度かこういうことが起きて、

かなりショックでした。今はなくなっていますが……。

 

それはさておき、「わかっているのに「頭」がうまく動かない」というのは、

もしそういうことが起こったとしても、それは「わかって」いないと考えたほうがいいでしょう。

 

今回の私の例であれば、「単純投資利益率」の計算で、「時間価値を考慮して」考えていたというのは、

投資計算で時間価値を考慮する・しないの区別の重要性はわかっていたとしても、

単純投資利益率が時間価値を考慮しない数値だということを、本当にはわかっていなかったということです。

 

もし、「単純投資利益率の計算では時間価値を考慮しますか? 考慮しませんか?」と問われたら、

「時間価値は考慮しません」と正しく答えられたでしょう。

ただ、それでは本当にわかっているということにはなりません。

 

単純投資利益率の計算をしようとすれば、考えなくても、無意識に、時間価値を考慮していない利益に注意を向け、

それをもとに計算を始める。

 

そうなっていて、初めて本当に「わかっている」と言えるでしょう。

 

なので、「わかっているのに「頭」がうまく動かない」と思ったら、

それはまだ本当にはわかっていないことを自覚し、

改めて知識を繰り返し確認することです。

 

そして、次の状態を目指すわけです。

 

いちいち改めて考えなくても、「単純投資利益率」という言葉を見ただけで、

「時間価値を考慮しない」ということが勝手に思い浮かび、

考えなくても、無意識に、時間価値を考慮していない利益に注意を向け、

それをもとに計算を始める。

 

長々と回答しましたが、参考にしてください。

 

ご感想、ご意見などはコメントまで。

 

宇都出

 

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