避難所宿泊体験記 | 子育てリンク周防大島

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そらまめママです。

6月8日・9日に「避難所宿泊体験会」に参加してきました。

 

 

5歳児と私たち家族3人で参加。あ、あとペットのカタツムリも一緒に避難。

体育館に宿泊してきましたよ〜!

実際に参加したのは、5歳児から80代の方まで幅広い年齢層の島っ子20名程度。

 

このイベントは地元有志の方々の主催で、周防大島町も全面協力。

実際に町の職員さんも参加されて、防災倉庫に入っている備品を見せていただいたり、テントやトイレを用意していただいたり。勉強になりました!

 

以下、レポート。

 

13:30〜

《体育館に集合》

 

 

自己紹介をしたあと、町の防災担当の職員さんから色々とお話を聞く。

→ともかく、大事なのは命!

 

14:00くらいから

《トイレの設営開始》

みんなで災害用トイレを設置してみる。

ラップポンっていう自動排泄処理機能があるトイレ。

 

ラップポン

 

水を使わず、手も使わずに自動で排泄物を密封してくれるスグレモノ。これが各避難倉庫に置いてあるらしい。早速みんなで組み立てる。が、なかなか組み立てられず。スイッチどこだ?とか、自動排泄処理がうまくいかない!とか、紆余曲折ありながらも、職員さんが汗だくで対応。スイッチを入れてこのトイレが動いたときはもう感動。非常事態が起こったとき、守るべきはこの職員さんじゃないかと思った。

そして、横ではこのラップポンというトイレを設置する段ボール製の囲いを組み立てていた。娘5歳、大興奮。手伝いという邪魔をしていた。

 

 

自動排泄処理機能があるこのトイレ、ボタンがよくわからないのと、照明がなく暗かったのと、やっぱり段ボール製の囲いの中で用を足したくないという思いがせめぎあい、結局このトイレでは用を足す勇気はなく…。

 

でも、吸水シート製の携帯トイレを使用してみた。排泄物は、袋を二重にして捨てる仕組みなので面倒ではあるけれど、案外使い心地は悪くない。ただ、すごいゴミが出る。自動排泄処理機能があるラップポンの場合は、一回ごとに密着個包装してくれるので、ゴミが小さくて済むのがいいな、と思った。

 

 

15:30くらいから

《サプライズイベント》

場所を移動。たまたま来ていた自衛隊の船で物資を運んでもらう様子を見学。

 

17:00くらいから

《テント設営》

 

 

体育館にテントを設営。避難所に実際このようなテントが設営されるのは、避難生活が長期化する場合だそうで。今回は特別。しかし、テントがあるだけでプライバシー空間が保たれて、その安心感たるや半端ない。もういいじゃん、避難所開設と同時にテントを張ればいいじゃん。子どもたちは、体育館にテントという非日常に大はしゃぎ。娘5歳は、小学生や中学生と一緒にずっと鬼ごっこ。風呂に入れないのにこの時すでに汗だく。

 

18:00くらいから

《非常食を食べてみる》

私が用意したのは、水やお湯を入れるだけで食べられるチキンライスなどのアルファ米の類と、湯煎して食べる野菜スープ、非常用のパン。

 

チキンライスは、水やお湯を入れるだけだから簡単じゃん、と思いきやなんと水の場合は食べれるようになるまで60分かかるし、お湯の場合だと15分もかかることが判明。まじか!

 

 

そしてお湯を沸かすのは時間がかかるし、みんながお湯を待ち望んでいるから、とても湯煎用にお湯をくださいなんて言えるはずもなく。まじか!

 

いやほんと、非常食は日頃食べつけてないから食べるまでになんか疲れたし、災害現場の状況によるけど湯煎式の食べ物は食べづらいことがわかった。味は、まあ、うん、濃かった。この食事が続くのはちょっとしんどいなと。5歳児はいつもより食べた。なんなん!いつもより食べるってどゆこと?!

 

 

19:30くらいから

《避難所運営ゲームをしてみる》

 

 

避難所運営ゲームとは、静岡県静岡県危機管理局が企画・開発した防災カードゲーム。6人くらいの班に分かれてプレイ。避難者の年齢や性別、それぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験できる。

 

→これすごいしっかりできていて、超リアルなの。大雨により川が決壊したりするとその周辺の地区の人がどッと訪れたり、どうしようもない問い合わせとか、ペットを連れて避難してきたりとか。避難所の運営は大変だわ。このゲーム、たくさんの人に知ってほしいな〜。

 

21:30くらい

《消灯》

この日のために、マットと寝袋を購入。おかげで腰は痛くならなかったけれど、やっぱり眠れない。少しの音で目がさめる。うっすい眠りだった。なんでだろ。避難グッズに耳栓があるといいかも。あと、枕も。娘

5歳は疲れ果て、スゥッと寝た。

 

翌朝

《朝ごはんは炊き出し》

ビニール袋に入れた米と水でご飯を炊く。それから乾物を使った味噌汁も。

むっちゃくちゃ美味しかった。沁みた。。。炊き出しって、本当に大切。

 

備忘録ということでツラツラと書いてしまいましたが、こんな感じでした。

 

娘5歳がみんなのテントに勝手に入って「おやすみ」を言って回るのは微笑ましくもありましたが、これが続くとしんどいだろうなあと。

とりあえず、みんなが良い人でよかった。。。ありがとうございました。

 

 

娘はいろんな場面でお手伝いを積極的にしたり、小学生や中学生を真似て一人で顔を洗ったり歯磨きをしたり。この二日間で何やら成長を感じました。

 

オワリ