うつ病からの回復過程の最大の山場は復職・復学ではないでしょうか。

私の場合は休職してから、約5ヶ月後に復職しました。

復職といっても、仕事が原因でうつ病を発症していたため、以前勤務していた職場にはどうしても行けませんでした。

上司に会う必要があり一度だけ、職場に行きましたが、手足が震えて、涙が自然と出るような状況になりました。もはやトラウマレベルの恐怖ですね。そのため、結局職場は変更して復職しました。一般的にうつ病に罹患した際には判断力が鈍っているので、その状況で勢いで仕事を辞めるのは良くないのですが、私の場合はまず、なんとは食事・睡眠が通常通りにでき回復してきていたのと、教授が気を利かせて別の職場を提案してくださったこともあり、異なる職場で職場復帰をしたのです。

 環境というものは大事で、新しい職場の上司は非常に親切な方でした。周囲のスタッフも非常に親切で心理的に安心感がありました。

何より仕事量が全然違っていました。当直ではない限り17時には仕事が終わるのです。

もちろん自己研鑽は別ですが。睡眠時間を確保できるのは本当に大事でした。

また当直も最初は免除させてもらい、まずは新しい職場になれることを最優先にさせていただいたので、本当に助かりました。

それでも緊張して手が震えそうになることはやはりありました。ですので抗不安薬と睡眠薬は継続して服用し、慣れてきたタイミングで、精神科医のドクターと相談しながら減量していきました。

 うつ病になった際には一人で悩まないで、精神科の力や環境の力を借りてください。

そして完璧な人間になることは諦めてください。