医学部受験にあたり、数学は必須科目です。ですが私はこの数学がとても苦手です。

小学生の時から苦手意識があり、初めて好きになった人は算数の得意な男の子でした。まさに算数が苦手な私のとってのヒーローでした。

ちなみに夫は中学校の数学教諭です。かっこいい🎵

この数学をどうやって克服したかというと、実は克服していません。

ですが、医学部に合格した年のセンター試験では、数学ⅠAは80点台、数学ⅡBは97点を獲得しました。

2年間予備校生活に通い、勉強しわかったことは私には数学1Aの確率の問題の後半はどう頑張っても解けないということです。

何度回答を見ても、先生に解説して教えてもらっても、なぜその公式が出てくるのか全く理解できませんでした。理解できなければどうにもならないので、私はセンター試験本番では確率の後半はちょっと考えてわからなければ早々に諦めて、他の問題をパーフェクトに解くことに時間を裂きました。このおかげて、案の定、確率分野の点数は悲惨でしたが、その他の分野はほぼパーフェクトに解きました。

もはやここまで努力して理解できなければ諦めもつくという境地です。そして、私が受験した国公立大学の医学部の前期試験の数学にも毎年確率の問題は出題されていました。ですが、数学それ自体が難問すぎて、解ける生徒の方が少ないレベルの大学でしたので、むしろ数学が多少できなくても差がつかず、他の理科・英語・面接で勝負できると判断し、受験して合格しています。

 

数学ⅡBに関してもセンター本番でこそ97点取れましたが、実は模試でも頑張って70点台くらいしか取れたことがありませんでした。

なのではンター模試や赤本・青本など、真剣に解いた問題と回答をホッチキスでセットにして、なぜこの公式が出てくるのかを徹底的に復習していました。時間がないので、朝の30分の電車通学の時間に、問題を見て、必要な公式を頭の中で導き出し回答を見て確認するということ何度も何度も、解いた数学ⅡB全てで行いました。これをセンター試験本番の数学ⅡBが始まる直前までやり続けていたので、試験開始と同時になぜかサラサラと公式が出てきて奇跡的に数学ⅡBは97点も取る事ができたのです。もう本当に奇跡!自分が一番びっくりでした。

 

高校時代の数学教諭がこんなことを言っていました。

「センターの数学は俺は満点は取れない。なぜならば時間制限があるからだ。時間内に問題を解くというのはそういうことだ。時間さえあればお前たちにだって満点は取れるんだ」と。つまり試験は時間との戦いなんですね。

 

あとはケアレスミス対策として、問題文を丁寧に読む(何を問われているのかを先に必ず確認する)、数字を丁寧に書く(0と6、1と7 は自分の字なのに間違えやすい)、見直しをスムーズにするために計算の流れを省かずに書く、先頭もしくは=の位置を合わせてパッと見て見直しができる状態にする。問題文が配布されたら、縦に半分におり、計算式の書くスペースの整理をつけやすくする。などでしょうか。