3月下旬、娘がヒトメタニューモウイルスに罹患しました。

日曜日の夜から発熱し、月曜日の朝には自然解熱し日中は室内で機嫌よく遊んでいました。

一時的な発熱かと思い、そのまま風呂にも入りましたが、夜間から再度38.9度まで発熱し、徐々に鼻汁とくしゃみが増え始めたことから火曜日に病院を受診しました。その結果、咽頭の発赤も追加で指摘され、抗体検査でヒトメタニューモウイルス感染症と診断されました。コロナ、インフル、RSは陰性でした。

去痰薬、鎮咳薬、気管支拡張薬の入ったシロップ剤を処方されました。その後は鼻汁・鼻閉、湿性咳嗽が悪化し、さらには喘鳴が出現し、口呼吸になるのでしょう、夜間も1時間おきに起きては水分を欲しがり、寝ながらコンコンゼェゼェの状態でした。

土曜日に解熱しましたが、上気道・下気道症状は残存し、結局それらがスッキリと改善するのに2週間かかりました。

その後、見事に妊娠32週の私も罹患してしまいました。

なんと、鼻汁・喀痰ともに透明なのに、非常に粘っこく、鼻をかんでも、頑張って咳をしてもなかなか鼻汁・喀痰を排泄できないのです。咳のしすぎで気道が痛くなり、でも痰は絡み常に呼気性喘鳴が出ている状態で本当に苦しかったです。だいたい症状が出始めて4日目が全身倦怠感、頻脈、微熱、鼻汁・咳嗽がMAXに悪化し本当に入院しようかなと思うくらいしんどかったです。服薬はカロナール、ムコソルバン、麦門冬湯、ジスロマックを服用しました。ジスロマックは抗菌薬ですが、私は抗菌作用よりも抗炎症作用の方が効果を発揮しているのではといつも思います。

 夫はというと軽い咳嗽・鼻汁でしたが、もともと副鼻腔炎になりやすい人で、頬部に疼痛があると言っていたので、急性副鼻腔炎になっていると判断して耳鼻科を受診してもらいました。見事に上顎洞だけでなく、篩骨洞からも排膿していたようで、重症の急性副鼻腔炎と診断されました。

本当に恐るべし、ヒトメタニューモウイルス!!

だからこそ、新生児が誕生する前に家族で罹患しておいて本当に良かったと思ったのでした。