長男さんの歴史の中では落ち着いていた6年生時代。
季節は冬になり、中学校入学が目前に迫ってきました。
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奇跡が起こった6年生の始まり!長男君の小学校時代⑧
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激しい夜泣きに悩み、小さな違和感に気づかないフリをし続けた赤ちゃん期
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長男くんシリーズのリンク集♪~発達グレー×不登校×フリースクール×通信制高校~
今の感じなら、
中学校もなんとかやっていけそうだな
と思っていたのですが・・・
なんとこのタイミングで、
コロナ禍へ突入ガーン
卒業式目前の2月末、
先の見えない長期休校が始まります。
卒業式は超・短縮版で
(開催されたことを
感謝しなければならないのかもしれないけれど・・)
入学式に至っては、
前日の夕方に緊急事態宣言が出て中止に
ここから、
これまで長い時間かけて
築き上げてきた生活リズムが
ガラガラと崩れていきました。
睡眠障害があり
幼少時からリズムを作るのが大変でした。
一緒に試行錯誤しながら、
「22時までには寝よう!」とか
「寝付けなくても朝は起きよう!」とか
「スマホやゲームは睡眠を考えて21時まで!」とか
いろんなルールを作り上げていました。
だけど、友達にも会えず、外にも出られず、
やることといえばスマホかゲームしかない状態。
ストレスをためていく長男さんに、
少しずつルールを緩めざるを得ず、
あっという間に無法地帯になりました。
崩れたものは生活リズムだけではなく、
学習する意欲も影を潜めていきました。
勉強は苦手でしたが、
それでも
やらなければならないことは
自分のペースでこなしてきていたし、
小学校のときは
アレルギーレベルの勉強嫌いではなかったと思います。
しかし・・休校中に
(まだ入学式すらしていない)中学校から
大量のプリント学習が出されたことで、
勉強が大ッキライに
数学や英語も、
小学校の復習範囲とかではなく、
中学校の内容から課題が毎週毎週出されて。
さらに
その課題から成績までつけられてしまいました。
驚いたのは、
美術や体育などの副教科の課題まで出ていたこと。
美術は具体的には忘れましたが、
何かのデザインをして色もつけろと指示されていて、
体育に至っては毎日筋トレをして表に記入しろと・・。
・・できるわけねーだろ
アホか。
学校と教育委員会に問い合わせたら、
自分で時間割を作って過ごすことを目指してる
とかなんとか言われ、
白目むきました
泡もふいたかもしれん・・
中1男子にそれ求めますか・・
「お母さんも一緒にやっていただいて〜」
みたいなことも言われ・・
楽しく和気あいあいと自粛しているとでも?
あの状況でそんな余裕のあった家庭ある?
しかもエッセンシャルワーカーなんで
感染しない限り休めませんが。
あ、今気づいたけど仕事帰ってごはん作って、
三男を寝かしてから深夜にやれという意味かしら?
しかも、
「その課題で成績つけることはありませんので!
気楽にやってください!」
とか言ってたのに、
後からプリント1枚でさら〜っと
「成績の対象です」と覆され、
結局それで判定された
シャーーーッ
コロナがもたらしたもの・・・
それは、無法地帯化した家庭と、
勉強アレルギーと、
これからはじまる不登校の強固な土台でした・・
これ、きっとうちだけじゃない気がしてます・・
《次のおはなし》
「ふつう」を目指す努力~親子で「ふつう」になりたくて、すごく苦しかった時の話①~
《長男くんシリーズ・中学校時代目次》
コロナ禍に翻弄されこれまでの生活が崩れていく・・長男くんの中学校時代①
「ふつう」を目指す努力~親子で「ふつう」になりたくて、すごく苦しかった時の話①~
努力は報われない~親子で「ふつう」になりたくて、すごく苦しかったときの話②~
「ふつう」を夢見ることすら許されない~親子で「ふつう」になりたくて、すごく苦しかったときの話③~
ぼろぼろに傷ついて、居場所をなくした~親子で「ふつう」になりたくて、すごく苦しかったときの話④~
一歩もひかず戦う決意をする~親子で「ふつう」になりたくて、すごく苦しかった時の話⑤~
学校とはどこまでも平行線~親子で「ふつう」になりたくて、すごく苦しかったときの話⑥~
発達障害グレーゾーンを本人に告知したときの話